15人が初選出! 注目選手は誰だ

2019年のプロ野球シーズンも終了。例年なら、来季の開幕までひと段落……といったところですが、今季は一味違います。というのも第2回WBSCプレミア12の開催が間もなくに迫っているからです。

今年は11月2日から始まるWBSCプレミア12は、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)世界ランキング上位12カ国が4年に1度開催される野球の世界大会。メンバーはプロが主体となることから国の威信をかけて戦う大会ということで多くの野球ファンの注目を集めます。
 

筒香嘉智、中田翔らの常連組ではなく新メンバーを選んだ稲葉篤紀監督(写真:AFP/アフロ)



そんな重要な大会なだけに侍ジャパンこと日本代表も気合十分。10月1日に参加メンバーが発表されましたが、国際大会の常連である中田翔(日本ハム)や筒香嘉智(DeNA)らが不参加という波乱の人選に。参加メンバー28人中15人が国際大会初選出というフレッシュなメンバーになりました。そこでWBSCプレミア12の注目選手たちを紹介します。
 

その1:山本由伸(オリックス・投手)

今季大ブレイクを果たしたオリックスの若きエース。昨季はプロ2年目ながら54試合に登板してセットアッパーの地位を確立しましたが、今季から先発に転向しました。

150キロを優に超える速球とスライダーやカットボールなどの多彩な変化球を織り交ぜる投球で打者を翻弄。味方打線の援護に恵まれず勝ち星は8勝止まりでしたが、防御率はリーグトップの1.95を達成して最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

今大会では先発起用はもちろん、チームのピンチを救うリリーフでの登板も想定され、獅子奮迅の活躍が期待できます。
 

その2:山口俊(巨人・投手)

今季でプロ入り14年目のベテラン投手ですが、自身初の侍ジャパン入り。DeNA時代から無類のタフネスぶりで知られていましたが、今季はさらに磨きがかかり、開幕から勝ち星を量産しました。自身最多となる15勝をマークして、最多勝のタイトルを獲得。巨人のエースに君臨してチームの優勝に大きく貢献しました。

チーム内では岸孝之(楽天)に次いで年長の投手だけにプレーではもちろん、精神面でもチームを引っ張る存在としても期待されています。
 

その3:会沢翼(広島・捕手)

昨季までのリーグ3連覇の陰の立役者となったのがこの会沢翼。今季は自己最多となる126試合に出場して打率.277を記録。12球団一の打てる捕手としてチームに大きく貢献しました。

会沢のほかに選出された捕手と言えば、小林誠司(巨人)と甲斐拓也(ソフトバンク)ですが、2人とも打撃には難を抱えた選手だけに、勝負所で打てる会沢が重宝される可能性は十分あります。
 

その4:外崎修汰(西武・内野手)

内野手は山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)の常連組が名を連ねましたが、その中で異彩を放ったのが西武の外崎修汰。今季は開幕からセカンドに固定され、自身最多となる26本塁打を放つ大活躍。西武のリーグ2連覇の立役者と言っても過言ではありません。

パンチ力のある打撃に加え、どこでも守れる万能性が魅力の選手なので、短期決戦ではスタメン起用はもちろん、代打代走守備固めなどあらゆるシーンで登場することでしょう。
 

その5:周東佑京(ソフトバンク・外野手)

今回1番予想外の選出となったのが周東佑京の抜擢でした。なんせ、昨季に育成指名でプロ入りして、支配下登録されたのは今季開幕直前。シーズンでは102試合に出場しましたが、打率は.196と低迷していました。それでも周東が選出された理由は彼の最大の武器である「足」が評価されたからです。

50メートル5.7秒という俊足を誇り、一軍登録後も盗塁を連発してシーズン安打数(20本)よりも多い25盗塁をマーク。稲葉篤紀監督もその点を高く評価していて、代走のスペシャリストとして世界をアッと言わせるかもしれません。
 

11月2日の大会開幕が待ちきれない!

いかがでしたか? 知名度こそイマイチでも、今後のプロ野球界を牽引していくであろう若きスター候補が多数選出されました。来年の東京オリンピックに向けての前哨戦ともなる大会なので、ぜひチェックしてみてください。