今年は投手が大豊作! 未来のメジャーリーガーも!?

夏の甲子園大会などのアマチュア野球の主要大会はほぼ終了。いよいよドラフト会議のシーズンが近づいてきました。

今年で55回目となるドラフト会議。昨季は根尾昂(中日)や藤原恭大(ロッテ)らの高校生が人気を集めましたが、今年はどんな選手がいるのでしょうか? プロ野球界の未来を背負うことはもちろん、将来のメジャーリーガー候補など注目選手が目白押しの今季のドラフト1位候補生たちを見てみましょう。
 

その1:奥川恭伸(投手・星稜)

夏の甲子園大会決勝で投げる奥川恭伸(写真:アフロ)


夏の甲子園大会では星稜のエースとして君臨。惜しくも敗れ準優勝でしたが、間違いなく主役となった好投手です。元々、完成度ならば世代最高峰という実力を備え、プロでも1年目から先発ローテーションに食い込むのでは?と注目されていました。

投球の軸を担うのは最速154キロを誇るストレートとタテに落ちるスライダー。抜群のコントロールを備えているためストライクゾーンにグイグイと突いていける度胸も備えています。石川県出身ということで、東海・北信越エリアに強い中日が早くもドラフト1位指名を明言しています。
 

その2:佐々木朗希(投手・大船渡)

“令和の怪物”と呼ばれている佐々木朗希(写真:BFP/アフロ)キャプション



甲子園大会で注目されたのは奥川ですがこの夏、最も話題になったのが佐々木朗希でしょう。190センチという長身から放たれる高校生史上最速となる163キロのストレートは日本だけでなくメジャーリーグのスカウトも注目するほど。一時はメジャーリーグへの挑戦も噂されました。

そんな佐々木ですが、気になるのは健康面。大船渡では慎重すぎるほどの球数制限が賛否両論を巻き起こし、初の国際大会となったU18 W杯では指に血マメができた影響でわずか1登板、1イニングのみに終わりました。若手の育成に定評のある日本ハムが熱視線を送っていますが……競合指名するチームも多数いるだけにどのチームに入るかが焦点とも言えるでしょう。
 

その3:森下暢仁(投手・明治大)

今年の大学球界でナンバーワン投手と言われているのが森下暢仁。最速154キロのストレートは球質も重く、さらに大きく曲がるカーブやカットボール、そしてチェンジアップなど変化球も多彩です。それだけに先発ローテーションが安定していないチームであれば喉から手が出るほど欲しい即戦力投手として期待されています。

今年はエースでありながら主将として明治大学を引っ張り、春季リーグ戦では8試合に登板。4勝1敗、防御率2.03という安定感で、チームを優勝に導き、ベストナインとMVPを獲得するなど勝ち運も備えていることを実証しました。先発ローテーションが盤石ではない西武、4年連続で大学生投手を獲得しているDeNAらのドラフト1位指名が予想されています。
 

その4:太田龍(投手・JR東日本)

例年、注目度が低くなりがちな社会人選手ですが、今年話題になったのはJR東日本のエースとなった太田龍。もともと高校時代から最速149キロのストレートで注目されましたが、故障で思うように投げられなかったことで、高校卒業後にJR東日本に入社。するとストレートの球速は153キロにまで伸び、抜群の安定感を誇るようになりました。

奪三振率も高く、2018年の都市対抗野球大会では若獅子賞を獲得するなど実績も抜群。ですがコントロールに若干バラつきがあるため、競合指名から外れたチームが指名する可能性が高いと見られています。
 

その5:石川昂弥(内野手・東邦)

今年のドラフト候補は投手に注目株が多く、野手は不作と言われていますが、その中でも注目度抜群なのが石川。春のセンバツではエースとして東邦を優勝に導きましたが、この大会でも3本の本塁打を放っているように打者としての素質は天井知らず。リストの強さを生かして長打を連発し、さらにU18 W杯でも4番打者として活躍し、木製バットへの対応力も見せました。

投手がこれだけ揃った年だけに競合指名後のドラフト1位指名が予想されていますが、打撃を強化したいチームは一本釣りをする可能性もあるだけに、注目すべき選手と言えるでしょう。
 

令和最初のドラフト会議はどうなる!?

いかがでしたか? 今回紹介した選手の他にも有望な選手はいますが、ドラフト1位指名はここに紹介た選手たちで競合することは必至でしょう。令和最初のドラフト会議となる今年、憧れの1位指名を受けるのは果たして誰なのでしょうか?