プロ野球のお祭り! マイナビオールスターゲーム2019注目選手リスト

プロ野球のお祭り、オールスターゲームの開催まであと1ヵ月を切りました。ファン投票の結果も発表され、出場選手の概要が見えだしましたが…その中でも注目すべき選手をまとめてみました。

いよいよ始まる夢の球宴!

プロ野球シーズンもいよいよ折り返し地点に。前半戦終了後に行われるオールスターこと、マイナビオールスターゲーム2019の開催が近づいてきました。出場できる選手がファンからの投票によって決まるオールスター。その歴史は意外と古く、プロ野球が2リーグ制になって2年目の1951年から行われ、今年で69回目を迎えます。

今年のファン投票結果も6月24日には発表され、選出されたことは一流選手の証とも言えるオールスターゲーム出場者。7月12日、13日に開催される試合での、注目選手を見どころポイントと交えて紹介します。
 

オールスター注目選手その1:山川穂高(西武)

今年のファン投票で最大獲得数を得た山川穂高(写真:AFP/アフロ)


今年のオールスターファン投票で最多得票となる53万1187票を獲得した球界一の人気者。あんこ型の体型通りのスラッガーで、昨季は47本塁打を本塁打王を獲得しました。今季も開幕から4番に座って西武の強力打線を引っ張り、本塁打を量産。6月26日時点で12球団でもダントツの27本塁打を放ち、2年連続の本塁打王はほぼ確実と言われています。ホームランを放ち、ベンチに戻ってきてからファンに向かって行う「どすこいポーズ」も西武ファンには大人気。

ちなみに山川は自身が沖縄出身なことにちなみ、応援歌は同郷のかりゆし58の「雨のち晴れ」を原曲としたものを使用しています。応援歌には珍しい緩やかなリズムからの「やーまかーわ ほーだか!」コールは盛り上がるので、現地での観戦時はぜひ一緒に歌ってみましょう。
 

オールスター注目選手その2:村上宗隆(ヤクルト)

飛距離ならば山川穂高にも負けないと評判なのが、今季プロ2年目の村上宗隆。昨季はわずか6試合の出場でしたが、今季はオープン戦から好調で開幕戦は6番サードでスタメン出場しています。物怖じすることなく長打を連発。5月11日の対巨人戦では第10号本塁打を放ち、史上18人目(2リーグ制後)となる高卒2年目以内での2桁本塁打を達成しました。

村上の注目点と言えば何と言っても、その若さ。10代でのファン投票選出は2015年以来4年ぶりですが、ヤクルトの野手としては初めて。もしオールスター戦で本塁打を放つようならセ・リーグの選手としては史上初の快挙となるので、村上の打席から目が離せません。
 

オールスター注目選手その3:森友哉(西武)

村上宗隆の前に10代でのファン投票選出を達成したのが森友哉。初のオールスター出場を果たした2015年以降も順調に成長を遂げ、昨季はレギュラーに定着し、2度目のオールスター出場を達成しました。正捕手に定着して2年目となる今季は打撃も好調で、打率.336はパ・リーグ1位に君臨しています。

巧打はもちろんですが、大舞台での強さも森の持ち味。昨年のようにMVPを獲得する可能性も十分にあります。また、森は自身よりも年上の山川に対してタメ口で話しかけるなど、ユニークなキャラとしても知られるのでヒーローインタビュー時にどんなコメントを残すかも注目ポイントです。
 

オールスター注目選手その4:近本光司(阪神)

オールスターはスター選手の登竜門で、1年目から出場するのは難しいですが、その中でルーキーながらファン投票選出を果たしたのが阪神の近本光司。昨秋のドラフト会議で獲得した期待のルーキーでしたが、開幕から1番打者に定着するとコンスタントに打ち続けて打率.268、6本塁打、24打点(6月26日現在)と言う新人としては合格点の成績をマークしました。

そしてファンが最も期待しているのが盗塁。もともと俊足で「赤星二世」と入団当時から騒がれていた近本ですが、その声にこたえるかのように盗塁を量産してリーグ2位の18盗塁をマークしています。このままいけば盗塁王も夢ではありません。

さらに今年のオールスター第2戦の開催地は自身の本拠地である阪神甲子園球場。地元ファンの声援を受けて次の塁に向かって走る姿は必見です。
 

オールスター注目選手その5:松井裕樹(楽天)

最後に紹介するのは楽天の不動のクローザー、松井裕樹。2年目の2015年以降はクローザーとして定着していましたが、昨年はまさかの不振で5勝8敗5S、防御率3.65と自己ワーストの成績に終わってしまいました。オフに女優の石橋杏奈さんと結婚を発表し、心機一転して迎えた今季は本来の姿を取り戻し、クローザーとして盤石の投球を披露。昨年最下位に終わった楽天が優勝争いをする原動力となっています。

150キロを優に超えるストレートはもちろんながら切れ味抜群のスライダーは魔球と称されるほどの変化を誇り、パ・リーグの並み居る強打者たちを三振に撫で斬るほど。セ・リーグの打者たちにもこの球が通用するか……試合終盤のお楽しみと言えるでしょう。
 

夢の球宴で輝くのは誰!?

いかがでしたか? 今回はファン投票1位選出の選手たちを紹介しましたが、この後は選手同士が投票して決める選手間投票や両リーグの監督が推薦する監督推薦などでも選手が選ばれて、オールスターゲーム当日を迎えます。12球団の看板選手たちが一堂に会するマイナビオールスターゲーム2019、ぜひ注目してみてください!
 

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