2018年12月10日、関東学生陸上競技連盟より、2019年1月2日、3日に行われる、第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する、22大学と関東学生連合チームの出場選手登録(エントリーメンバー)が発表されました。
 

今回は10月に行われた箱根駅伝予選会を突破した11校と関東学生連合チーム、関東インカレ枠で出場を決めた日本大学の展望と注目選手をあげていきます(シード校についてはこちらの記事をご確認ください)。なお、昨年の戦力と比較するために、卒業生の名前も紹介します。
 

日本大学(インカレ枠/2018年実績:全日本11位)

■見どころ
前回は予選会11位で敗退も、関東インカレ枠で5月に箱根駅伝出場を決めました。全日本でも序盤と終盤に見せ場を作り、箱根駅伝では主力を往路に起用すれば面白い存在になるかもしれません。
 

■注目選手:横山徹選手(2年)
11月に行われた全日本大学駅伝では、有力選手が集まった1区で区間7位と健闘。箱根駅伝は往路での起用が期待される選手。初めての箱根駅伝出場を狙います。
 

駒澤大学(2018年実績:箱根12位、予選会1位、全日本4位)

■卒業生:4区5位高本、6区14位中西、7区14位工藤
 

■見どころ
10月の箱根駅伝予選会を圧倒的な成績で首位通過。予選会後もチームは全日本を4位で終えたほか、上尾シティマラソンでは予選会や三大駅伝未経験の小島海斗選手(2年)が1時間2分41秒の好タイムを記録。戦力に厚みを増しました。
 

■注目選手:山下一貴選手(3年)
第94回箱根駅伝は2区13位も、今シーズンは力をつけ、全日本8区2位の好成績。昨年に比べて身体もがっしりした印象です。今回も往路主要区間で登場するのではないでしょうか。
 

順天堂大学(2018年実績:箱根11位、予選会2位、全日本13位)

■卒業生:1区10位栃木、9区11位中村、10区11位花沢
 

■見どころ
予選会は2位通過したものの、続く全日本は13位に終わりました。箱根駅伝では5区候補に実績者の山田攻選手(4年)がおり、他の有力選手が復調すれば、予選会突破校のなかでは往路で最上位にいてもおかしくない戦力です。
 

■注目選手:塩尻和也選手(4年)
リオ五輪3000m障害日本代表の塩尻選手も、最後の箱根駅伝を迎えます。4回目の2区出場が濃厚ですが、過去3回は下位からのスタートであったため、1区上位で塩尻選手に襷を渡したいところです。
 

神奈川大学(2018年実績:箱根13位、予選会3位、全日本10位)

■卒業生:2区4位鈴木、4区1位大塚、7区13位大川、8区6位秋沢、9区8位大野、10区7位枝村
 

■見どころ
主力が多数卒業し、戦力ダウンも囁かれましたが、箱根駅伝の予選会では3位通過。全日本は10位に入りました。ハーフマラソンの距離に対応するために、じっくり走り込むチームなので、距離の長い箱根駅伝のほうが持ち味がでるでしょう。
 

■注目選手:山藤篤司選手(4年)
1年時よりチームの主力を担い、過去3回箱根駅伝出場(1区2回、3区1回)。今回も往路主要区間での起用が濃厚です。
 

國學院大學(2018年実績:箱根14位、予選会4位、全日本6位)

■卒業生:2区20位向、5区18位河野、7区5位内田、8区16位松永、9区14位熊耳
 

■見どころ
「チーム史上最強」との呼び声も高く、箱根駅伝予選会は4位通過、全日本でも箱根駅伝シード校がいるなかで6位に入りました。5区次第では過去最高順位(10位)の更新も十分に狙えます。
 

■注目選手:浦野雄平選手(3年)
前回の第94回箱根駅伝で1区2位と好成績を残し、今シーズンは箱根駅伝予選会で1時間2分2秒の好タイム。上体のぶれない綺麗な理想的なフォームをしているので、箱根駅伝ではそちらにも注目して観戦してみてください。
 

明治大学(2018年実績:予選会5位、全日本9位)

■見どころ
前回はアクシデント続きで予選会13位に終わりました。今年の予選会もアクシデントがありましたが、5位通過。高校時代から好記録を出している選手が多数在籍しているため、ポテンシャルは高く、期待の集まるチームです。
 

■注目選手:阿部弘輝選手(3年)
今シーズン出場したすべての大会で結果を残し続けており、速さと強さを兼ね備えた選手と言えます。日本選手権5000m5位入賞。箱根駅伝では2区起用が濃厚であり、区間賞争いに期待が集まります。
 

東京国際大学(2018年実績:箱根17位、予選会6位)

■卒業生:3区20位スタンレイ、4区15位鈴木(博)、5区15位濱登、9区20位鈴木(聖)
 

■見どころ
第94回箱根駅伝は17位に終わるも、予選会は過去最高となる6位通過を果たしました。予選会で選手はハーフマラソンの距離を走りますが、東京国際大の選手は特に後半のペースアップが目立ちました。こういった点からも確実に力を付けており、出場3回目の新鋭校ではありますが、シード権を狙います。

 

■注目選手:伊藤達彦選手(3年)
第94回箱根駅伝は2区区間15位と経験を積みました。今シーズンは10000m28分28秒62の好記録をマークしており、区間上位候補に成長しています。
 

大東文化大学(2018年実績:箱根16位、予選会7位)

■卒業生:2区18位林、8区9位山本
 

■見どころ
6月に行われた全日本大学駅伝関東地区選考会では、本戦出場権圏内に入れると予想されていましたが、結果は10位と振るわず、全日本の出場権を逃しました。箱根駅伝予選会は7位通過とやや苦戦しましたが、箱根駅伝を走ったことある選手が多いため、上積みに期待したい。
 

■注目選手:川澄克弥選手(3年)
今シーズンは、関東インカレ1部10000mで5位入賞、予選会でもチームトップでゴールしています。箱根駅伝ではいよいよ2区で登場でしょうか。
 

中央大学(2018年実績:箱根15位、予選会8位)

■卒業生:10区18位竹内
 

■見どころ
第94回箱根駅伝では往路10位も、復路で失速して総合15位でした。予選会は8位通過。前回の出場メンバーのうち8名が今年もエントリーされ、関口康平主将(4年)や三浦拓朗選手(1年)の新戦力にも期待がかかります。
 

■注目選手:三浦拓朗選手(1年)
今シーズンはU20世界選手権10000m9位、箱根駅伝予選会でも個人53位と健闘。期待の1年生です。
 

国士舘大学(2018年実績:箱根19位、予選会9位)

■卒業生:2区16位八巻、7区18位三田、8区14位守屋、9区16位辻田
 

■見どころ
予選会は9位通過。新戦力として駅伝マネージャーも兼ねている大川隼平選手(4年)をエントリー。予選会個人3位のライモイ・ヴィンセント選手(1年)が1区に起用されるようだと、他校は慌てるかもしれません。


■注目選手:住吉秀昭選手(4年)
日本インカレ10000m8位の実力者。各校のエースと遜色ない自己記録を持っており、往路主要区間での起用が濃厚です。
 

山梨学院大学(2018年実績:箱根18位、予選会10位)

■卒業生:5区18位上田、6区13位比夫見、8区19位古賀


■見どころ
主力が数名欠けたエントリーとなりました。第96回箱根駅伝は出場枠が元の20校に戻る可能性が高いため、主力の4年生が7名エントリーされた今年のチームで、是が非でもシード権を獲得したいところです。
 

■注目選手:清水鐘平選手(4年)
関東インカレ1部1500mで2位に入るなど、中距離で実績のある選手でしたが、徐々に長距離にも対応できるようになり、ハーフマラソンを走る予選会ではチーム内3位となりました。4年生ですが、貴重な新戦力として期待が集まります。
 

上武大学(2018年実績:箱根20位、予選会11位)

■卒業生:1区8位坂本
 

■見どころ
予選会では終始苦しい走りになりましたが、最後の3キロで追い上げ、11回目の出場を決めました。前回の箱根駅伝出場メンバー8名が今回もエントリーされており、箱根駅伝の経験値が高いチームです。本戦では序盤のうちに集団の流れに乗って、レースを展開したいところです。
 

■注目選手:大森樹選手(4年)
青山学院、帝京、駒澤といった強豪校も参加した関東インカレ2部で、ハーフマラソン4位の実績を持ちます。往路主要区間での登場となるでしょうか。
 

関東学生連合チーム

■見どころ
箱根駅伝予選会で敗退した大学から1名ずつ(箱根駅伝出走経験者・留学生は除く)選抜されたチーム。監督は山川達也監督(麗澤大学)が務め、麗澤大学を大きく飛躍させた手腕にも期待がかかります。
 

■注目選手:近藤秀一選手(東京大4年)

第94回箱根駅伝は学生連合チーム1区で区間エントリーされていましたが、直前にインフルエンザで欠場を余儀なくされました。今回は予防接種も入念に行ったようで、他のアクシデントが無ければ、往路主要区間での出場が見込まれます。
 

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