いよいよ号砲!箱根駅伝予選会、注目校と注目選手は?

10月13日、来年の箱根駅伝出場校を決める「第95回箱根駅伝予選会」が東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園の21.0975km(ハーフマラソン)で行われます。出場校の顔触れと、注目校や注目選手を紹介します。

第95回箱根駅伝予選会、出場校の顔触れは?

10月13日、来年の箱根駅伝出場校を決める「第95回箱根駅伝予選会」が東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園の21.0975km(ハーフマラソン)で行われます。


今回の予選会で、箱根駅伝の出場権を獲得できるのは11校。どの大学が出場権を獲得するのか気になるところです(ルールなどはこちらの記事をご確認ください)。
 

出場校の顔触れとしては、首位通過の筆頭と言われている駒澤大学、チーム史上、最も戦力が整っているとも言われる國學院大學、総合力の高い中央大学、エースの塩尻和也選手(4年)を擁する順天堂大学、予選会の戦法を熟知している神奈川大学や大東文化大学、前回予選会7位通過の経験が生きてきそうな国士舘大学などがあります。
 

昨年残念ながら出場が叶わなかった常連校・明治大学、連続出場を守りたい山梨学院大学上武大学東京国際大学、復帰を狙う創価大学などが通過できるかどうかにも注目が集まります。東京農業大学麗澤大学、駿河台大学、筑波大学なども出場権獲得を狙っています。
 

注目校と注目選手は

ここでは筆者が注目している大学・選手を紹介していきます。
 

●順天堂大学

選手層は厚いものの、今季は主要大会で力を発揮できていない印象を持ちます。調整が鍵を握りそうです。エースの塩尻和也選手(4年)は日本人トップ候補の筆頭であり、他校の留学生との勝負にも注目です。
 

●駒澤大学

予選会参加校のなかでは戦力が最も充実しています。昨年からチームの中心を担っていた4年生も多く、結果・内容にも期待が集まります。
 

注目は加藤淳選手(2年)。先日の日体大記録会(10000m)において、前半ペースを抑えながらも自己記録を更新するなど復調してきました。


●神奈川大学

昨年は全日本大学駅伝で20年ぶりの優勝を果たしましたが、箱根駅伝は15位と、シード権を失いました。
 

ただ予選会の戦い方を熟知しており、「集団走」と呼ばれる戦法の使い方が非常に上手いチーム。エースの山藤篤司選手、枝村高輔選手ら4年生の活躍が期待されています。
 

●國學院大学

第94回箱根駅伝終了後、3年生の土方英和選手を主将に抜擢。6月に行われた全日本大学駅伝選考会では、城西大学や帝京大学など箱根駅伝の常連校を差し置いて2位通過。確実に実力をつけていることから「國學院大学史上最強」との声も聞こえています。
 

●大東文化大学

全日本大学駅伝選考会では通過濃厚と目されていましたが、まさかの落選。秋はこの予選会一本に絞っており、アクシデントが無い限りは通過可能と筆者は思います。
 

●上武大学

前回の予選会は9位通過。突出した選手はいませんが、予選会では「集団走」という戦法を得意としており、過去何度もこの戦法で箱根駅伝本大会への出場権を手にしてきました。長距離に強みのあるチームとも言えるので、20kmからハーフマラソンへの距離延長をプラスと捉え、連続出場を守りたいところです。
 

●駿河台大学

吉里駿選手(2年)、ジェームズ・ブヌカ選手(1年)という実力のある選手を擁しており、前回の予選会23位からの躍進、そして箱根駅伝本大会初出場を虎視眈々と狙っています。
 

関東学生連合チームのメンバー選考にも注目

今回の箱根駅伝本大会でも関東学生連合チームの結成、出場が決まっており、予選会敗退校の記録上位選手が選出されることになります。
 

過去にはボストンマラソンで優勝した川内優輝選手も学習院大学在学中に予選会に出場、学校としては箱根駅伝への出場は叶いませんでしたが、連合チームに選抜されて2回、箱根路を走っています。
 

こうした選手が今後、生まれてくるかもしれないので、学校ごとの記録のみならず、個人記録にも注目してみましょう。

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