九州魅力発掘大賞授賞式と九州観光情報PRイベント

九州魅力発掘受賞大賞記念写真
九州魅力発掘受賞大賞記念写真

JR九州が主催する「九州魅力発掘大賞」授賞式と九州観光情報PRイベントが、6月8日、東京都内の日本プレスセンター(東京都千代田区)で行われた。これは、2017年中に九州外の大都市圏を中心に、九州7県の観光素材を優れた視点で紹介した新聞、雑誌、テレビ番組などの媒体を「九州魅力発掘大賞」として表彰するもので、第3回目であった。

大賞についての詳細は、こちら
 

JR久大本線はどうなった?

表彰式に先立って、旬の九州観光情報PRイベントが行われた。くまもとよかとこ案内人の会により、熊本城の復旧作業の様子が紹介されたのに続いて、「久大本線ぜんぶつながる」プロジェクトの取り組みについてJR九州から報告があった。
 

久留米(福岡県)と大分を結ぶJR久大本線は、2017年7月5日の豪雨によって、光岡(てるおか)駅と日田駅間の花月川橋梁が流された。これにより、列車の運転ができなくなり、光岡と日田の間はバスによる代行輸送が行われてきた。久大本線は、地元の足であるばかりでなく、沿線にある観光地由布院へ向かう特急列車「ゆふいんの森」や九州を周遊する豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」のルートにもなっていただけに早急の復旧が待たれていた。

特急ゆふいんの森は通常のルートでの運行に戻る
特急ゆふいんの森は通常のルートでの運行に戻る

不通になって以来、観光特急「ゆふいんの森」は、小倉、別府、大分に停車する日豊本線経由の迂回運転を余儀なくされ、通常なら約2時間で博多から由布院まで行けるところをほぼ倍の4時間かけ、列車本数も3往復から2往復に減らしての運行だった。
 

そのJR久大本線が7月14日、いよいよ全線で運転を再開する。


7月14日の全線運転再開で、「ゆふいんの森」は、久留米、日田経由の通常運行に戻る。

久大本線全線復旧ぜんぶつながるプロジェクトのロゴ
久大本線全線復旧ぜんぶつながるプロジェクトのロゴ

この久大本線全線運転再開を祝して、「久大本線ぜんぶつながるプロジェクト」が行われる。具体的な取り組みは以下の通り。
 

  1. 想いをつなげる「ふうせんリリースプロジェクト」
    特設サイト(http://kyudai-line.com/message/)で募集しているメッセージの一部をふうせんに印字し、全線復旧時、7月14日の「ゆふいんの森1号」通過に合わせて、光岡小学校前、旧豊後森機関庫など沿線6カ所で地元の方々とふうせんリリースを行うもの。
  2. 全線復旧を記念したきっぷの発売
    日田市特産の日田杉を使用した木のきっぷなので「久大本線全線復旧記念木っぷ」と命名。1110円のものを1000枚、日田駅や通信販売で発売する。
  3. 博多駅、大分駅にてイベントを開催予定
  4. 全線復旧ウォーキングを開催
  5. クルーズトレイン「ななつ星in九州」、JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」の特別コース運行
    「ななつ星in九州」は、7月28日出発の2日目のルートを変更し、豊後森駅、由布院駅という久大本線経由となる。「或る列車」は、7月21日から9月末までの運行(週末中心)を大分駅と日田駅の間で1日1往復する。

おもな取り組み

 

日田彦山線の添田駅と夜明駅の間の復旧はこれから…

添田駅での折返し運行が続く日田彦山線(6月6日撮影)
添田駅での折返し運行が続く日田彦山線(6月6日撮影)

一方、久大本線と時を同じくして不通となった日田彦山線の添田駅と夜明駅の間については、鉄道で復旧するための方策に関して検討する沿線自治体との会議が始まったところで、復旧工事の着手には至っていない。当分の間、小倉方面からやってくる列車は添田駅で折り返す状態が続く。
 

「かわせみ やませみ」の椅子や壁の一部も展示

極上の列車旅のパネル展示
極上の列車旅のパネル展示

ほかには、会場内にJR九州の観光列車<正式にはD&S(デザイン&ストーリー)列車と呼んでいる>のパネル展示や映像が紹介されていた。とくに昨年デビューした「かわせみ やませみ」の椅子や壁の一部が展示され注目を集めていた。「或る列車」などの車内で提供される食材をはじめ、九州各地の名産品も試食でき、九州への旅に誘うイベントだった。
 

かわせみやませみの椅子や壁の展示
かわせみやませみの椅子や壁の展示
車内で提供される飲食物の試食会
車内で提供される飲食物の試食会

取材協力=JR九州