1強体制に待ったをかけるか、それとも……

弥生賞を制したダノンプレミアム(筆者撮影)
弥生賞を快勝したダノンプレミアム。この馬に土を付ける馬はいるのか!?(筆者撮影)

3月に入り、競馬界も徐々にビッグレースが行われるようになりました。その中でも注目されるのはやはり、3歳馬達によるクラシックレース。生涯一度きりの勝負なのでクラシックへの出走権がかかるトライアルレースから見どころたっぷり。牡馬クラシック第1弾となる皐月賞(4月15日開催)前から早くも盛り上がりを見せています。
 

そこで、今年の牡馬クラシック戦線に登場してくるであろう注目馬5頭をピックアップ。注目してみるとおいしい馬券にありつけるかもしれませんよ。
 

2018年注目3歳牡馬その1:ダノンプレミアム

ダノンプレミアム写真
弥生賞出走時のダノンプレミアム(筆者撮影)


ディープインパクト 
サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア  Alzao
Burghclere 

インディアナギャル
Intikhab Red Ransom
Crafty Example 
Genial Jenny デインヒル
Joma Kaanem

ダノンプレミアム血統図
 

昨年の朝日杯FSを制して最優秀2歳牡馬に選出されたこの世代のトップホース。後方から切れのある末脚を見せることが多いディープインパクト産駒には珍しく、先行して抜け出すという「レースセンスの高さ」が印象的な1頭。実際、3歳緒戦となった弥生賞でも2番手から抜け出して2着のワグネリアンに1馬身半差をつけて快勝。4戦無敗で皐月賞に挑むことになりました。
 

現時点での完成度は世代トップなので、皐月賞、ダービーの春2冠は主役として迎えることは間違いありません。クラシックでの好走とともに無敗での連勝記録がどこまで続くかも注目です。
 

2018年注目3歳牡馬その2:ワグネリアン

ワグネリアン写真
弥生賞出走時のワグネリアン(筆者撮影)


ディープインパクト 
サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
ウインドインハーヘア  Alzao
Burghclere 

ミスアンコール
キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ブロードアピール Broad Brush
Valid Allure

ワグネリアン血統図
 

デビュー前から評判を集めていた大器。その噂通りにデビュー戦を快勝すると、東京スポーツ杯2歳Sまで無傷の3連勝。切れ味鋭い末脚を武器に直線で差し切るという父をほうふつとさせるレーススタイルで注目を集めました。
 

年明け緒戦となった弥生賞ではダノンプレミアムに敗れ、2着となってしまいましたが、差し馬には厳しい中山芝2000mのコースレイアウトを考えたら上々の内容でした。東京競馬場のような広いコースであれば一気に台頭するでしょう。鞍上を務める福永祐一騎手の悲願とも言えるダービー制覇をプレゼントするのはこの馬かもしれません。
 

2018年注目3歳牡馬その3:キタノコマンドール


ディープインパクト 
サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
ウインドインハーヘア  Alzao
Burghclere

ベネンシアドール
キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
フェアリードール Nureyev
Dream Deal

キタノコマンドール血統図
 

今年の3歳馬で競馬ファン以外からも注目を集めた馬といえばこの馬かもしれません。ネット通販会社のDMMが始めた新サービス「DMMバヌーシー」で馬主が募集され、馬名はタレントの北野武氏が名付け親になりました。話題が先行する形でデビュー前から期待を集めていましたが、ここまで2戦2勝という好成績を収めています。
 

この馬が競馬ファンにも認知されるようになったのはすみれSのレース。直線で追われると鋭く伸びて快勝しましたが、この時のタイムは2000年以降で最速。世代トップクラスの馬たちとはまだ未対戦だけに、今後の伸びしろも期待できます。
 

2018年注目3歳牡馬その4:オウケンムーン


オウケンブルースリ 
ジャングルポケット  トニービン
ダンスチャーマー
シルバージョイ Silver Deputy
Joy of Myrtlewood 

ムーンフェイズ
エリシオ Fairy King
Helice
アフターザサン Storm Bird
Encorelle

オウケンムーン血統図
 

ここまで紹介した3頭はクラシック御用達種牡馬であるディープインパクトの産駒ですが、この馬の父は2008年の菊花賞馬オウケンブルースリ。産駒デビュー以来、パッとしない馬が多い中で生まれたのがこのオウケンムーンでした。
 

デビュー戦こそ4着に敗れましたが、先行して抜け出すという脚質にシフトしてからは3連勝。重賞初挑戦となった共同通信杯でも持ち味を存分に生かして勝利。2歳王者ダノンプレミアムと似た個性を持つ馬だけに、クラシックでどんなレースをするかもポイントになりそうです。
 

2018年注目3歳牡馬その5:ハッピーグリン


ローエングリン
シングスピール In the Wings
Glorious Song
カーリング Garde Royale
Corraleja

レディセラヴィ
アグネスタキオン  サンデーサイレンス 
アグネスフローラ
レディセラフィム ブライアンズタイム
メイプルジンスキー

ハッピーグリン血統図
 

最後に挙げたハッピーグリンはJRA所属ではない地方馬。クラシック出走にはトライアルレースで出走権を確保する必要がありますが……JRAのレースでは苦戦しがちな地方馬ながら2月に行われたセントポーリア賞では直線で鋭く伸びて快勝。末脚の切れ味を示す上がり3ハロンのタイムは33秒3という速さでした。
 

輸送等のロスがある地方所属というハンデを背負ってはいますが、その実力はJRA所属馬とも遜色ないもの。今年の牡馬クラシックの台風の目となるかもしれません。