人気ドラマ『陸王』でも登場!ニューイヤー駅伝の見どころ

2018年元日、第62回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が群馬県で行われます。注目のポイントをまとめました。

「陸王」の舞台になったニューイヤー駅伝

2018年元日、第62回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が群馬県で行われます。ニューイヤー駅伝には、各地区の予選を勝ち抜いた37チームが出場し、全7区間(100km)で争われます。なお、2018年大会から、4区、6区の距離とコースが変更になっています。コース全体としても群馬県特有の強い空っ風の影響を受けやすく、選手も沿道で見守る観客もしっかりした対策を講じなくてはなりません。
 

ニューイヤー駅伝は、2017年秋のTBS系列ドラマ「陸王」の第5話、6話の舞台にもなったことから、注目を集めています。また、実業団チームには箱根駅伝に出場したランナーも多数出場しているので、そういった点も注意して観戦すると楽しいかもしれません。
 

旭化成の連覇なるか?有力チーム紹介

注目したいチームは以下の通りです。
 

・旭化成(九州地区代表)

前回大会優勝。前回大会優勝メンバーに加え、今季から創部初となる外国人選手が加入。例年遅れをとっていた、インターナショナル区間の2区も万全と思われます(外国人選手は2区しか出走できないルールになっています)。
 

・日立物流(関東地区代表)

前回大会10位。東日本予選4位。日本選手権1500m、5000m、10000mで入賞者を輩出。加えて2017年秋に設楽啓太選手が加入し、選手層が厚くなりました。
 

・愛三工業(中部地区代表)

前回大会16位。中部予選2位。中部予選では、2017年から加入の鈴木洋平選手(早稲田大出身)が、最長区間4区でニューイヤー駅伝優勝候補のトヨタ自動車の選手を抑えて区間賞を獲得。ニューイヤー駅伝でも起用される区間に注目です。
 

東京五輪へ 個人注目選手

2018年のニューイヤー駅伝には東京五輪出場を狙うような選手が多数出場しています。注目の選手は以下の通りです。
 

・ポール・タヌイ選手(九電工)

過去のニューイヤー駅伝において、インターナショナル区間の2区で安定した成績を残しています。世界陸上ロンドン大会10000m3位、リオ五輪10000m2位。
 

・設楽悠太選手(Honda)

2017年、ハーフマラソンで日本記録を樹立。マラソンでも2時間9分台を2度記録するなど、好調です。ニューイヤー駅伝の旧4区コースの区間記録保持者でもあります。リオ五輪10000m代表。
 

・遠藤日向選手(住友電工)

2016年度の高校ナンバーワン選手。インターハイ1500mでは留学生を退け、優勝を果たしました。トラック種目で東京五輪出場を狙うため、高校卒業後、大学へは進学せずに住友電工への入社を決めたと公言しています。日本選手権1500m2位。

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