注目選手が多数出場した福岡国際マラソン、結果は?
12月3日、第71回福岡国際マラソンが開催されました。
今回は有力選手が国内外より多数集まり、東京五輪の出場選手を決めるための大会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権がかかるレースということもあり、注目を集めていました。
優勝はノルウェーのモーエン選手
レースは30km過ぎ、先頭集団がモーエン選手(ノルウェー)、キプロティク選手(ウガンダ)、大迫傑選手(Nike ORPJT)、カロキ選手(DeNA)の4人に絞られました。
その後、モーエン選手とカロキ選手が抜け出し、終盤でカロキ選手を振り切ったモーエン選手が、2時間05分48秒で優勝。終盤でペースが落ちたカロキ選手をキプロティク選手と大迫選手が逆転し、キプロティク選手が2時間7分10秒の2位でゴール。
大迫が日本歴代5位の記録で3位!上門、竹ノ内もMGC出場へ
大迫選手は日本歴代5位の2時間7分19秒の3位でゴール。この記録・順位は「MGC」の標準を突破したため、2019年に行われる「MGC」出場権を獲得しました。なお、カロキ選手は2時間8分44秒で4位でした。
また、一般参加で出場した、上門大祐選手(大塚製薬)が2時間09分27秒で6位、竹ノ内佳樹選手(NTT西日本)が2時間10秒01秒で7位に入り、大迫選手とともに「MGC」の出場権を獲得しました。
MGCにはこれで4選手が出場内定
東京五輪に出場できるマラソン選手は、2019年9月以降に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」などによって決まります。
「MGC」へはすでに、8月に行われた北海道マラソンで1位だった村澤明伸選手(日清食品グループ)が出場を決めています。今回の福岡国際マラソンの結果、大迫選手、上門選手、竹ノ内選手が新たに加わり、この4選手が「MGC」出場権を獲得したMGCファイナリストということになります。
果たして次の「MGCファイナリスト」は誰になるのでしょうか。2017年度中に開催される選考レース(MGCシリーズ)は以下の通りです。
- 2018年2月4日 別府大分毎日マラソン
- 2018年2月25日 東京マラソン2018
- 2018年3月4日 びわ湖毎日マラソン大会