2017年12月3日、第71回福岡国際マラソンが開催されます。今大会は国内外から有力選手が多数出場することから、注目のレースとなっています。
 

なぜ有力選手が集まったのか?

今年の福岡国際マラソンは、2020年東京五輪のマラソン代表を決める「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権獲得に直結する「グランドチャンピオンシップシリーズ(MGCシリーズ)」に指定されているレースです。
 

つまり、今大会で設定された標準記録・順位を突破すると、東京五輪の選考会にあたる「MGC」に出場する権利を獲得することになります。
 

MGCシリーズの中でも福岡国際マラソンは開催時期が早く、また例年福岡国際マラソンは好記録が出やすい、という点から、「早くMGC出場の内定をとりたい」という思惑を持った東京五輪出場を狙う有力選手が本大会に多数集まったと思われます。
 

実績者かニューフェイスか。注目選手は?

●ツェガエ(エチオピア)

前回大会、雨中のレースで優勝(2時間8分48秒)。2015年世界陸上マラソン銀メダル獲得。自己記録2時間4分48秒。
 

●ビダン・カロキ(DeNA/ケニア)

世羅高校(広島県)出身。現在も日本の実業団のDeNAに所属。リオ五輪10000m7位。4月のロンドンマラソンで初マラソンながら2時間7分41秒を記録し、3位に入る。
 

●大迫傑(Nike ORPJT)

リオ五輪5000m、10000m代表。5000m日本記録保持者。4月のボストンマラソンで初マラソンながら2時間10分28秒を記録し、3位に入る。
 

●モーエン(ノルウェー)

リオ五輪マラソン19位。10月のバレンシアハーフで欧州歴代2位の59分48秒を記録し、4位に入る。自己記録2時間10分07秒。
 

リオ五輪代表の佐々木悟選手、2時間9分台の自己記録を持つ深津卓也選手(ともに旭化成)、昨年の同大会4位の園田隼選手(黒崎播磨)といった実績者も招待選手として参加します。
 

初マラソンに挑む顔ぶれは?

今回の福岡国際マラソンが初マラソンだという長距離陸上選手の中にも注目の選手がいます。
 

●設楽啓太(日立物流)

東洋大学出身。2016年の熊日30kmロードレースで優勝。弟・悠太(HONDA)はハーフマラソン日本記録保持者。
 

●チャールズディランゴ(JFEスチール)

世羅高校(広島県)出身。高校駅伝では世羅高校の優勝に貢献。ハーフマラソン自己記録1時間00分18秒。
 

上記のほかにも、青山学院大学在学中に箱根駅伝などで活躍した神野大地選手(コニカミノルタ)も今回、初マラソンに挑みます。
 

なお、世界陸上ロンドン大会のマラソン代表、川内優輝選手(埼玉県庁)も招待選手として出場しますが、標準記録を突破してもMGCシリーズには参戦しないことを表明しています。