いよいよ大型連休のゴールデンウィーク(GW)がスタート。2017年は、5月1日と2日の平日をはさんで最大9連休となる。特に空港は、通常より混雑が予想され、チェックインや保安検査などでとにかく時間がかかる。混雑を少しでも避ける、旅行中のストレスを減らすため、GW期間中に空港で気をつけたい点などを紹介する。
海外旅行は出国4月29日、入国5月7日がピーク(2017年)
東京国際空港(羽田空港)の国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は、2017年のGW期間中の出入国動向推計として、出国の第1ピークは【4月29日】、入国の第1ピークは【5月7日】と発表。第2、第3のピークとしてそれぞれ、出国は4月28日と5月1日、入国は4月29日と5月6日としている。成田国際空港(NAA)についても、第1ピークの出国、入国の日は同様。
一方、関西国際空港と中部国際空港の第1ピークは、出国5月3日と入国5月7日との予想で、アジアなど近距離が人気とみられる。両日に空港を利用する人はくれぐれも混雑に注意して行動して欲しい。
とにかく「通常より時間に余裕を持って行動」が大事
空港に向かう公共交通機関、駐車場、航空会社のチェックインカウンター、保安検査場、ショップやレストランに至るまで、とにかく混雑が予想される。
なによりまず大事なのは、通常よりも時間に相当の余裕を持って行動すること。どこでも長蛇の列になるので、本人はもちろん家族や同行者のストレス軽減のためにも、早めの行動が肝心となる。空港での買い物や食事よりも、GW期間中は保安検査と出国審査を通過するのが最優先だ。
空港へは車よりも公共交通機関の利用がおすすめ
空港へは、通常は車で向かって駐車場を利用している人も、GW期間中はできれば鉄道やリムジンバスなどの公共交通機関を利用するのを強くおすすめする。
例えば、羽田空港の国内線ターミナル、国際線ターミナルに併設する駐車場は、事前予約が可能な分は現時点ですでにほぼ満車。TIATによると「数時間待ちとなることもございます」と、公式ホームページで告知されている。他の国際空港もほぼ同様の状況となる。
なお、駐車場の混雑状況は、各空港の公式ホームページなどから確認できることも。どうしても車で空港に向かう人は随時チェックしよう。
空港ではすぐにチェックイン、すぐに保安検査へ
空港に着いたら、なによりもまず、航空会社のカウンターに行って手荷物を預けるなどチェックインの手続きを。カウンターも通常より長蛇の列になることが予想される。特に、朝と夜の出発便が多い時間帯はさまざまな方面の搭乗客が一斉に集まるため、真っ先に並んでチェックインを済ませてしまったほうが良い。
その後、保安検査場にもとにかく早めに行こう。TIATによると、羽田空港国際線のピーク時間は通常7時から11時ごろ、20時から23時ごろとのこと。出国手続きは北と中央の2ヶ所あり、どのゲートの搭乗客であってもどちらも利用できる。その時の混雑状況を見て、少しでも空いているほうを利用したほうがいい。
おすすめ! スピーディーに出入国できる「自動化ゲート」
保安検査を終えると、出国審査があり、ここでも並ぶことが予想される。この混雑を少しでも回避するため、「自動化ゲート」の利用がおすすめだ。
自動化ゲートは、出入国時に自分で画面を操作し、パスポートを読み取って指紋を照合するだけですぐ通過できるシステム。日本人の場合、フライト当日に空港内の登録カウンターに行き、無料で申し込むことができる。登録時間は5分程度で事前登録も可能。羽田、成田、関西、中部の各空港に登録受付場所がある。(成田空港の第3ターミナルには自動化ゲートが設置されていないので注意)
国内線の混雑もほぼ同様。さらに、飛行機に搭乗する際や帰りの空港やフライトについても、GW期間中は“早め行動”をぜひ心がけて欲しい。
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