24日からプレミアムフライデーが始まる
24日、プレミアムフライデーが実施される。
プレミアムフライデーとは「プレミアムフライデー」とは、毎月末の金曜日に早く仕事を終わらせて、買い物や外食などを楽しんでもらおうというプロジェクト。経済産業省と経団連、日本百貨店協会、日本チェーンストア協会などが参加する「プレミアムフライデー推進協議会」が推進する官民一体の取り組みとなっている。
個人消費の喚起には至るのか?
この取り組みによって期待されるのは幅広い分野で個人消費を喚起することだ。これに関して人事・労務・採用に関するコンサルティングを行う本田和盛氏はAll Aboutの『働き方改革で2月からプレミアムフライデーが始まる』で、「クリスマスやハロウィンのように定着すれば、大きな経済効果を生む可能性があり、プレミアムフライデーにも、そうした効果が期待されています」と述べている。
冷ややかに受け止めている風潮も
しかしながら、このプレミアムフライデーを労働者層は冷ややかに受け止めており、いまひとつ盛り上がっていない印象も見受けられる。この原因について、企業コンサルタントである大関暁夫氏は『2017年に実施される「プレミアム・フライデー」 とは?課題は?』の中で「従業員目線、労働者目線を忘れていることが原因」と述べている。
実際に、All About編集部では『2月24日から「プレミアムフライデー」あなたはどっち?』の記事内にアンケートを設けたところ、23日時点で148票が集まり、プレミアムフライデーだが仕事をすると答えた人が78%だった。また記事に対してのSNSでの反応は、「自分にはプレミアムフライデーは関係がない」といった意見が多く見られた。
今後の定着、成功には「労働者目線」が必要かも
果たして初めてのプレミアムフライデーの効果はあるのか。また、今後、より浸透させるための手立てを打ってくるのか。大関氏は「今後のプレミアムフライデーの定着・成功に向けては、実施日見直しを含め従業員目線、労働者目線を加えてものを考えることは不可欠」とも述べている。今後の展開については、じっくり見守る必要がありそうだ。
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