1月7日(土)、横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映画『FOR REAL－ベイスターズ、クライマックスへの真実。－』の完成披露特別上映が横浜ブルク13（横浜市中区桜木町1-1-7）で行われた。1月14日からの劇場公開に先立って行われたもので、舞台あいさつには、アレックス・ラミレス監督、井納翔一選手、今永昇太選手が登壇。映画の感想や来季への抱負を語った。
チーム躍進の陰にあった苦悩の日々とは
同映画は、球団公式カメラマンが、中畑前監督退任から球団史上初進出となったクライマックスシリーズ終了まで、シーズンを通して密着し、200 時間に及ぶ映像素材の中から厳選して制作されたドキュメンタリー作品。カメラはグラウンドやベンチはもちろん、ロッカールームにも潜入し、選手、監督、コーチ、スタッフ陣の姿や声をリアルにとらえ、チーム躍進の陰にあった、苦悩の日々を映し出している。華やかな世界にみえるプロ野球球団の真実が明かされる内容となっている。
キャプテン筒香の本音、守護神・山崎（※）の弱音、ピッチャー三浦・最終登板の舞台裏、ラミレス監督の金言の数々、クライマックスシリーズで王者との戦いに敗れたチームの姿──ベイスターズファンはもちろん、野球を愛するすべてのファンが驚き、感動することだろう。
※崎の大は立
「映画を観た方は泣いて帰るのでは……？」
特別上映は2回に分けて行われ、約800人が観覧した。舞台あいさつには、ラミレス監督、井納選手、当初予定されていた梶谷隆幸選手が体調不良のため、替わりにサプライズで今永選手が登壇。
司会を務めた“ベイスターズ大好き芸人”のダーリンハニー吉川さんに映画の感想を聞かれたラミレス監督は「妻と一緒に2回、観ました。妻は『映画を観た方は泣いて帰るのでは』と話していました。2016年が“よく”終わったこと、ターニングポイントとなったのはどこだったのか、などがよくわかる」と笑顔で語った。
「思い出に残っている試合は？」と聞かれた井納選手は、「9月6日のヤクルト戦は、一生涯忘れることはない。ずっと負けていたヤクルトに勝利し、そして個人的なことになるが、わが子が生まれた日だから。試合前に誕生を知り、絶対に勝ちたいと思った。チームも完投させてくれた」とコメント。続けて今永選手が「プロ初勝利の広島戦」と言うと、ダーリンハニー吉川さんは「私たちファンも今永選手のヒーローインタビュー（「今日は広島に勝ったというよりも過去の自分に勝った」）のことを忘れません」と言うと、会場内は拍手に包まれた。
来季の目標は「日本一」「15勝」「80勝」
来季の目標を聞かれ、今永選手は「セ・リーグ制覇 そして“日本一”」、井納選手は「2桁勝利（15勝） 防御率2.99以下 200イニング そして、交流戦優勝」、ラミレス監督は「80 wins !!」とそれぞれ書いたパネルを胸に掲げた。
ラミレス監督は「両人には、最低10勝ずつしてもらわないと、80勝には到達しない。が、現実的な数字。そして、セ・リーグ優勝、日本一になって、また映画を楽しみたい」と、ファンの前で「日本一」になることを約束した。
横浜ブルク13では初日舞台あいさつや「応援」上映も
『FOR REAL－ベイスターズ、クライマックスへの真実。－』は、神奈川県内5ヵ所（横浜ブルク13、ブリリアショートショートシアター、シネプレックス平塚、イオンシネマ港北ニュータウン、横須賀HUMAXシネマズ ）の映画館で1月14日から上映開始となる。横浜ブルク13では、初日舞台あいさつ（須田幸太選手、山崎（※）康晃選手が登壇、1月9日0:00よりチケット発売開始）と声出し可能な「応援」上映（上映時間、料金は後日発表）が行われる。また、1月28日(土)からはDVD＆Blu-rayも発売開始となる。くわしくは⇒こちら
※崎の大は立
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