「説明上手」に必要な2つの能力
誰かになにかの話をする時に、僕たちはいろんなことを考えている。
具体的に言えば、「構成力」と「想像力」がなければ、相手に上手く話を伝えることはできない。
この話を通じてなにを伝えたいのか。そのためにはどんな情報を提供しなければならないのか。どの情報をどの順番で提供するべきか。どんな言葉を使うべきか。
伝えるべき相手はなにを知っていてなにを知らないか——そういった情報の取捨選択を適切に行わなければ、自分の話の内容が相手に伝わらない。
「構成力」とは話の組み立てに関する能力で、「想像力」は聞き手の気持ちになって考える能力だ。その両者が揃わなければ、上手に話をすることはできないと思う。
そしてその2つの能力は、小説家にも必須の能力でもあるのだ。

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この書籍の執筆者:小川 哲 プロフィール
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2023年に『地図と拳』で第168回直木三十五賞を、『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞を受賞。ほかの著作に『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』『火星の女王』などがある。『君のクイズ』は2026年、映画化が決定している。



