「その話、いらないかも」説明下手な人に欠けている“2つの能力”を直木賞作家が解説

同じ出来事でも、分かりやすく伝えられる人とそうでない人がいます。その差はどこにあるのか。直木賞作家・小川哲さんのエッセイより一部抜粋し、「説明上手」に不可欠な2つの能力を解説します。(画像出典:PIXTA)

「説明上手」に必要な2つの能力

誰かになにかの話をする時に、僕たちはいろんなことを考えている。

具体的に言えば、「構成力」と「想像力」がなければ、相手に上手く話を伝えることはできない。

この話を通じてなにを伝えたいのか。そのためにはどんな情報を提供しなければならないのか。どの情報をどの順番で提供するべきか。どんな言葉を使うべきか。

伝えるべき相手はなにを知っていてなにを知らないか——そういった情報の取捨選択を適切に行わなければ、自分の話の内容が相手に伝わらない。

「構成力」とは話の組み立てに関する能力で、「想像力」は聞き手の気持ちになって考える能力だ。その両者が揃わなければ、上手に話をすることはできないと思う。

そしてその2つの能力は、小説家にも必須の能力でもあるのだ。

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小川哲氏近影
斜め45度の処世術
斜め45度の処世術

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この書籍の執筆者:小川 哲 プロフィール
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2023年に『地図と拳』で第168回直木三十五賞を、『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞を受賞。ほかの著作に『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』『火星の女王』などがある。『君のクイズ』は2026年、映画化が決定している。

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【2026年 実写映画化】大ヒット小説『君のクイズ』映画版の豪華出演者は……?
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