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天才「見上愛」の抜群の安定感
筆者が最も注目するのは、主人公を演じる見上さんと上坂さんの演技です。見上さんは、2019年に俳優デビューすると、名バイプレーヤーとしてさまざまなドラマや映画に出演します。日本大学芸術学部演劇学科卒という華々しい経歴を持ち、どんな役でも演じられるのが特徴。NHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原道長の娘・藤原彰子を担当し、高い評価を得ました。 見上さんの魅力は、制作サイドの目線に立った演技ができるところです。インタビューでは演出家志望だったと明かしていますが、監督やスタッフに求められている演技や役作りが完璧にでき、解像度の高いキャラクターに仕上げられる能力を持っています。
演技力の高さは各作品で証明され、大ヒット映画『国宝』で演じた藤駒役は見事なもの。第49回日本アカデミー賞で新人俳優賞を獲得しました。 見上さんが演じるりんは、初週から第2週にかけて、大切な人の死をはじめ人生の大きな転機が次々と訪れます。コロコロと境遇が変わる中、りんのキャラクターをうまく作り上げて繊細な演技を見せているところです。抜群の安定感があり、今後も作品を面白くするでしょう。
メキメキと頭角を現す「上坂樹里」
そして上坂さんは、ファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務めるなど、早くからモデルとして活躍してきました。配信ドラマへの出演で俳優活動をスタートさせ、2023年に放送された『生理のおじさんとその娘』(NHK総合)でヒロインを担当して注目を集めます。その後は、2024年放送の『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)で連ドラ初レギュラーを務め、2025年に話題を集めた日曜劇場『御上先生』(TBS系)ではメインキャストに抜てき。メキメキと頭角を現しています。 中でもドラマファンから注目されたのは、夜ドラ『いつか、無重力の宙で』(NHK総合)の演技です。同作で上坂さんは、森田望智さんが演じた主要キャラクター・日比野ひかりの高校生時代を担当。不思議な雰囲気を持つ美少女のひかりを見事に演じ、大人パートを演じた森田さんともうまく調和を取るテクニックを見せました
JR東日本のキャンペーンCM「JR SKISKI」でヒロインを務めるほどの、時代を代表する美貌を誇りつつ、器用に役を作り上げられる素質も兼ね備えています。見上さんと比べると若干演技が荒い部分はありますが、朝ドラ主演を務めたことで、躍進するでしょう。新人俳優である上坂さんが、どう成長していくのかを見守るのも楽しみになりそうです。 ここまで『風、薫る』の魅力を紹介しましたが、見応えのある朝ドラだと理解していただけたでしょうか? 約半年間、見続けて損はない作品だといえるでしょう。
この記事の執筆者:
ゆるま 小林
元テレビ局スタッフ
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
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