偏差値50台が一番危ない? 「40台の方がマシ」という皮肉。プロが教える「見捨てない学校」の選び方

偏差値50台と40台では大学入試の「勝ち方」が全く異なります。安易な「推薦狙い」の落とし穴から、入学後に成績が低迷した際の学校の対応差まで。後悔しない併願校選びのために、親が確認すべき「究極のチェックポイント」を解説。(画像出典:PIXTA)

地頭がいい子ほど危ない? 中学入学後に転落する理由

この「成績不振者へのフォロー」こそ、併願校を選ぶ基準ではないでしょうか。

中学以降の成績は「いかに頑張るか」です。「無理して難関校に入っても付いていけなくなるリスクがある」と心配される保護者も多いですが、どこの難関校も「入学時の成績と入学後の成績や大学進学は「関係がない」と言います。

なぜなら、中学受験の勉強は地頭のよさに依存する部分がありますが、中学入学後はいかにコツコツ努力をするかになってくるからです。

中学受験生を取材していると「特に頑張っていないのに算数で偏差値70を出す」「勉強していないのに国語でトップクラスの成績」というケースがしばしばあります。こういうタイプが中学以降、苦戦をすることが少なくありません。いかんせん、英語という暗記科目が主流になるからです。

ですから、持ち偏差値よりかなり下がる中学に入学しても、入学後、勉強を怠ければ成績は伸び悩みます。

仮に何かの拍子で成績不振になった時に、ちゃんとフォローしてくれる学校を選ぶことをしたいものです。

説明会で聞くべき究極の質問「落ちこぼれた時、見捨てませんか?」

「推薦で大学に行かせます」とアピールする学校にも差があります。上位層しか面倒を見ないケースもあれば、評定平均値が振るわなくてもどうにかしてくれるケースもあるのです。

例えば、偏差値35前後の学校でも、評定平均が振るわない生徒に対し「その成績でも受かりそうで、かつ本人が納得できる進学先」を探してくれる学校があります。見るべきなのは、こうした手厚さです。

受験前に学校へ「成績不振者のフォローはどうなっていますか?」と質問し、その反応を確かめるのもいいでしょう。

また、附属校は「最低でも系列の大学に進学できます」とアピールしますが、そこには「評定3.0以上」などの条件があるのが一般的です。当然、評定3.0未満だと内部進学ができない場合もあります。

そうしたリスクも覚悟できるかを考えないと、入学後に後悔することになりかねません。

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この記事の執筆者:四谷 代々 プロフィール
塾の偏差値表やパンフレットには載らない、学校ごとの「カラー」や「本当の校風」を熟知する中学受験関係者。しがらみのない立場から「塾や学校が親に絶対に言わない不都合な真実」を発信する。
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