M!LKで紅白出場も達成! スタダアイドル「佐野勇斗」の俳優としての魅力を徹底検証

ボーカルダンスユニット・M!LKとして『第76回NHK紅白歌合戦』出場が決定し、俳優としても注目作に多く出演している佐野勇斗さん。この記事では、これまで数多くの作品に出演してきた佐野さんの、俳優としての魅力を解説します。(サムネイル画像出典:佐野勇斗さん公式Instagram)

2025年は大ブレークの年に

そして、ドラマ版から引き続きガクを演じた『劇場版 トリリオンゲーム』は大ヒットを記録し、2025年6月には、綾瀬はるかさん主演で話題となったドラマ『ひとりでしにたい』に準主役扱いで出演します。

このドラマは「終活」をテーマとしたコメディー作品で、佐野さんが演じた那須田優弥は、主人公・山口鳴海の職場となる美術館に都庁から出向してきたエリート役でした。この那須田は、年上の鳴海に好意を寄せながらうまく思いを伝えられない不思議な雰囲気の「こじらせ男子」。これまた難役でしたが、中二病的な言動を繰り返す那須田をコミカルに表現し、ドラマをヒットに導きました。
 
2025年に入っても次々と難しい役を務める佐野さんですが、現在放送中で桜田ひよりさんとダブル主演を務める『ESCAPE それは誘拐のはずだった』も変わった作品です。社長令嬢と誘拐犯が心を通わせながら奇妙な逃避行を続け、最終的には恋が芽生える不思議なヒューマンサスペンスドラマとなります。 佐野さん演じる林田大介は、ビジュアルは完全に悪人ながら、正義感が強く真っすぐでピュアな性格の持ち主。序盤は粗暴に描かれる林田ですが、徐々に心が優しい青年だと明かされ、誘拐にも理由があったことが判明します。 そんな林田の複雑な設定を、今回も佐野さんが見事に表現。完全オリジナル脚本のドラマなのでキャラクターを作るのは難しいはずですが、佐野さんは林田という一筋縄ではいかない役を自分のものにしてハマり役に仕上げています。

今後は日本を代表する俳優に? M!LKの活躍も見逃せない

佐野さんは、2025年に放送・上映された作品でもさまざまな役を演じて、どれも完璧といえる演技を見せました。若手の中で表現力の高さがダントツで、今後は日本を代表する俳優になる可能性も秘めているといえます。
 
さて、そんな佐野さんですが、M!LKのブレークでアイドルとしても注目されているところです。グループは、デビュー当初から奇抜な楽曲を多く発表し、ボーカルダンスユニットとして独自の進化を遂げてきました。バラエティー番組への出演も多くなっているところで、『NHK紅白歌合戦』への出場で一気に知名度を上げ、さらに人気を獲得することでしょう。最も注目されるグループの1つとなり、佐野さんの俳優としてのブレークとあわせて人気を獲得しそうです。

2025年、間違いなく大ブレークを果たしたといえる佐野さん。グループの活動とともに、来年はどんな輝きを見せてくれるのか、今から楽しみです。
佐野勇斗写真集「Here, Now!」(通常版)
佐野勇斗写真集「Here, Now!」(通常版)
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ゆるま 小林
この記事の執筆者: ゆるま 小林
元テレビ局スタッフ
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。 ...続きを読む
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