恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」 第122回

「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

ICカード・Suicaの顔として2001年から活躍してきた「Suicaのペンギン」が、2026年度末でマスコットを電撃“卒業”。長きにわたる活躍の終わりに、「永遠の存在」だと信じていた世間には動揺が広がっている。

2001年にICカード「Suica」がデビューして以来、そのマスコットキャラクターとして知られてきた「Suicaのペンギン」が2026年度末をもって「卒業」することが発表された。四半世紀にわたって親しまれたSuicaのペンギン。永遠にマスコットキャラクターであり続けると思っていただけに、このニュースは世間に大きな衝撃を与えた。

「卒業」撤回を願う署名運動が始まったり、公式グッズを販売するサイト「JRE MALL」にアクセスが集中するなど、早速影響が表れている。

SuicaのマスコットからJR東日本のマスコットへ

駅で見かけるペンギンポスター
JR東日本の駅でよく見かけるこんなポスターも間もなく見納めになる
Suicaのペンギンは、当初はICカードのキャラクターとして目に留まる程度だった。駅やJRの車内で見かける、あくまで“Suicaのマスコット”であり、鉄道を離れると存在感はなかった。それが、いつの間にか独自の存在感を持ち始め、カードとは関係なくJR東日本のマスコットとして幅広く見かけるようになった。

Suicaは電車に乗るためのきっぷの代わりになるものという固定観念から離れ、駅構内での買い物だけではなく、駅とは関係のないコンビニや各種店舗でも広く利用できるようになっていくのと歩調を合わせるように、Suicaのペンギンもその活動の幅を飛躍的に広げていった。

もちろん、JR東日本に関係するマスコットとしてではあるものの、カレンダーや日用品のグッズなどとしてありとあらゆるところで目にするようになった。

Suicaのペンギンは、鉄道ガイドの旅のお供

ペンギングッズ
わが家はSuicaのペンギングッズだらけ(笑)
鉄道ガイドである筆者宅でも、いつの間にかSuicaのペンギンは増殖しつづけ、マグカップ、おにぎりケース、コースターそしてリュックサックにもアクセントとして出没。
Tシャツ
夏場によく着用しているTシャツ
さらに、夏場はSuicaのペンギンTシャツを着て、外出時や旅行でも一緒に過ごすなど、なくてはならないペットのような存在になっている。
アネロのリュック
リュックのペンギン・ロゴは、なぜか店員さんの目によく留まる
anello(アネロ)のリュックは別に見せびらかしているわけではないのだが、他人の目に留まるようだ。

昨日も店での買い物時に、レジ袋を購入せずに買った商品をリュックにしまっていたところ、レジ係の若い女性に、「そのペンギンかわいいですね!」と声を掛けられた。自分が褒められたようで、なんだか誇らしい気持ちになった。

このバッグは、JRE MALLで購入したもの。意外に高価で、安い買い物ではなかった。といっても、ウラがあり、Suicaで電車に乗ったり、買い物をしたりして貯まったJREポイントをかなり充当しているので、全額自腹ではない。しかし、定価はかなり高いので、わざわざ買う人は少ないのではないだろうか。珍しいリュックサックであることに変わりはない。
 
おにぎりケースも同じくJRE MALLで購入したものだ。妻が毎日のようにおにぎりを作ってこのケースに入れてくれるので、リュックとともに愛用している。外出時にも持ち歩き、近場に電車で出掛ける際は、2階建てグリーン車の中で食べるのが、ちょっとしたぜいたくな楽しみとなっている。

もちろん、乗車時にはモバイルSuicaで天井にタッチするので、ペンギン尽くしになってしまう。持参しているタブレットの待ち受け画面にもペンギンが登場するので、やはりまるで同行するペットのような存在だ。
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Suicaのペンギン「卒業」で、イルカが後任に立候補!?
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