同ドラマは、小栗さんが『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)以来13年ぶりに王道ロマンティックコメディー作品にカムバックしたことで話題ですが、赤西さんはなんと18年ぶりに日本のドラマに出演。久しぶりに赤西さんの演技を見た視聴者が多く、大反響を呼んでいます。
そこで、この記事では『匿名の恋人たち』の魅力を解説しつつ、赤西さんの演技力を検証します。
話題のドラマ『匿名の恋人たち』はどんな内容?
まず、『匿名の恋人たち』のストーリーを解説します。ドラマは、人気チョコレートショップ「ル・ソベール」を舞台として、小栗さん演じる有名製菓メーカーの御曹司・藤原壮亮が店の新代表に就任するところからスタート。順風満帆な人生を送っているように見える壮亮ですが、過去の出来事が原因で“人に触れられない”という特別な秘密を抱え、仕事にも私生活にも支障をきたしています。 一方で、ハンさん演じるイ・ハナは、チョコレートづくりの天才ながら“人の目を見ることができない”秘密を抱えるヒロイン。それぞれが秘密を抱える2人ですが、なぜか壮亮はハナに触れることができ、ハナは壮亮の目を見ることができるという小さな奇跡が起こります。この奇跡をもとに2人は互いを認め合うようになり、「ル・ソベール」を発展させていく、というドラマです。作品の魅力としては、昔のトレンディードラマのようなベタな展開が次々と起こるところにあると考えます。性格が正反対でたびたびぶつかり合う主人公とヒロインが、さまざまな試練を共に乗り越え絆を強めるストーリーは、昔の月9ドラマを見ているような気分です。 ここ最近では、複雑な伏線を張り巡らせたドラマがブームで、正統派なラブコメディー作品は少なくなりました。ラブコメディー作品でも、現在放送されている『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)のように、少し変わった題材を取り上げたドラマがヒットする傾向に。そんな中で『匿名の恋人たち』は、40代以上の視聴者が懐かしく感じながら見られるドラマとしてヒット中です。



