地元の変わった年末年始の過ごし方、教えてください!
隣の県でもお雑煮の具が違うなど、地域によって年末年始の習慣はさまざま。皆さんの地元では、どう過ごしていますか?
All About編集部でアンケート調査を実施。全国に住む10~60代の200人に「地元の変わった年末年始の習慣」を聞きました。今回はその中から、中部地方の回答をいくつかご紹介します!
大みそかにすき焼きを食べる(愛知)
「年末の12月31日の日の夜ご飯にすき焼きを食べることです。これは他県出身の主人から聞いて初めて知りました。お肉を買うときは高い買い物になるので、ほとんどの方が夫婦で買い物に行きます。普段買い物しないご主人も、すき焼き肉だけは買いに行くという方が多いのではないかと思います。愛知県のすき焼きはいわゆる関東風で焼いてから割下にくぐらせてお肉を頂きます。お肉は基本的に牛肉ですが、我が家は豚肉も好きなので多く入れます(30代女性)」
この地方にはかつて、あまりのおいしさに鶏肉の乗った皿をひきずりあったことが由来とされる「ひきずり」というすき焼きがありました。過去をひきずらず新年を迎えるようにというゲン担ぎだったとか。
その名残で、牛肉文化が浸透して以降も大みそかにすき焼きを食べる習慣となったそうです。
色が紅白の鏡餅を飾る(石川)
「鏡餅の色が他県では白と白の組み合わせである事に対し、石川県はピンクと白の組み合わせが一般的です。私の働いている所は全国チェーンの店の為、白と白しか取り扱っていないのですが、お客様におすすめしてもピンクじゃないからと断られてしまうほどです。私自身もピンクと白は見た目も可愛いですし、紅白ととても縁起が良いので石川県独自の文化だと自慢に思っております(30代女性)」
由来は諸説ありますが、加賀藩主の前田家が紅白の鏡餅を飾っていたことが史料に残っており、そこから広まったのではないかとされています。
おみくじが入ったお菓子を食べる(石川)
「辻占という、お菓子の中に言葉が書かれている紙が入った乾燥した和菓子を食べます。フォーチューンクッキーのような感じですが、1つではなく、3つ選んで、1つずつ開けていきます。案ずるより産むがやすし、待ち人は来る、などおみくじのような言葉遣いで書かれています。形は三ツ矢、色は白色でふちにピンク、黄色、緑の3色がスタンダード。味は少し甘いです。1箱に10個程度入っていて、スーパーで売っています。こどもたちも毎年楽しみにしています(30代女性)」
楽しそう! 大吉や凶ではなく、短い文が入っているのがいいですね。
あなたの地元の変わった年末年始の習慣は何ですか? 自分では当たり前でも、他県の人から驚かれることもあるかもしれません。
年末年始に集まる際に、ぜひ周りの人と話してみてはいかがでしょうか。
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