
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
エアコンをうっかりつけっぱなしにしてしまいます。防ぐ方法はありますか?
(回答)
切タイマーを使うか、スマートリモコンの導入をおすすめします。
基本的な対策はタイマー機能の活用です
エアコンをうっかりつけっぱなしにしてしまうと、電気代の無駄遣いになるだけでなく、過度な冷えによる体調不良の原因にもなりかねません。このような状況を防ぐための設定や工夫、そして便利なアイテムを紹介します。まずは、エアコンのタイマー機能を活用することがつけっぱなし防止の最も基本的な対策です。エアコンには一定時間後に動作をオフにする「切タイマー」と、一定時間後にオンにする「入タイマー」が備えられています。切タイマーを就寝時に設定すれば、起床後につけっぱなしになることを防げますし、短時間の外出時などにも活用できます。例えば、「1時間だけつけて外出する」といった場合、あらかじめ1時間後に切れるように設定しておけば、消し忘れの心配がありません。
入タイマーの場合、帰宅時刻や起床時刻の少し前にエアコンが作動するように設定しておけば、帰宅後や起床時に快適な室温で過ごせ、つけっぱなし防止にも役立ちます。
そのほかの対処法は?
タイマー機能の活用のみならず、ほかにもさまざまな対処法があります。スマホ連携できるエアコンなら遠隔操作でオフに
最近では、スマホアプリから操作ができるエアコンも増えています。その場合は外出先からでも遠隔操作でオン・オフができるので活用するといいでしょう。自宅のインターネット回線に接続するといった初期設定が行われているか確認し、必要なアプリをダウンロードして使えるようにしましょう。スマートリモコンを導入して遠隔操作を可能にする
遠隔操作ができないエアコンを利用している場合、スマートリモコンの導入もおすすめです。スマートリモコンとは、家電の赤外線リモコンを学習してスマホアプリから操作できるようにする学習リモコンのこと。自宅のインターネット回線を通じて外出先からでも遠隔操作ができるため、節電や熱中症対策などに役立ちます。スマートリモコンを購入する場合、設置した部屋の室温を確認できる「温度センサー」を搭載する製品を選ぶことをおすすめします。スマートリモコンは赤外線リモコン信号を送信する機器なので、エアコンがオンなのかオフなのかは確認できないのですが、温度センサーによって室温を確認することで、その状態を把握できます。室温が30℃を超えたらエアコンの冷房運転を開始するといったオートメーションも可能なので、ぜひ活用してみてください。
これらの対策を複数組み合わせることで、「うっかりつけっぱなし」のリスクを大幅に減らし、快適かつ経済的なエアコン利用が可能になります。
All About ガイドがすすめる対策アイテム:SwitchBot「スマートリモコン ハブ2」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。