日本三景の1つで世界的にも珍しいパワースポット「厳島神社」や「平和記念公園」など、国内外から多くの人が訪れる観光スポットが集積している広島県。夏は、暑さを忘れる避暑地にも人気が集まります。
All About ニュース編集部では、2025年7月9〜10日の期間、全国10〜70代の男女250人を対象に、夏に行きたい「中国・四国地方の避暑観光地」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、「夏に行きたい広島県の避暑観光地」ランキングをご紹介します。
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2位:帝釈峡/51票
2位は、「帝釈峡(たいしゃくきょう)」。中国山地の中央に位置する、全長約18kmの峡谷は日本百景に数えられ、国の名勝に指定されています。標高が高く、遊覧船やカヤックを楽しめる神龍湖など水辺の景色が涼を誘い、避暑地として人気を集めています。遊歩道が整備された渓流沿いには、鍾乳洞の「白雲洞」や日本一の大きさを誇る天然の橋「雄橋」など、自然が創り出した迫力のある見どころが点在しています。回答者からは、「日本五大名峡のひとつ。渓流に沿って遊歩道が整備されており、夏でも木陰と川風でとても涼しいから」(40代女性/静岡県)、「渓谷には白雲洞や鬼の唐門、雄橋など、鍾乳洞や巨石の造形が凄いし、涼しい」(60代男性/大阪府)、「木陰と渓流の風が心地よく、天然の冷房空間となります」(40代男性/山形県)、「渓谷の清流と緑豊かな自然が涼しく、遊歩道での散策やボート遊びが楽しめるから」(30代女性/東京都)などの声がありました。
1位:広島平和記念資料館/65票
1位は、「原爆資料館」とも呼ばれる、広島市中区の「広島平和記念資料館」。避暑地というよりは、“夏だからこそ訪れたい場所”として多くの票を集めました。1945年8月6日に世界で初めて原子爆弾による被害を受けた場所として、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真を展示し、原子爆弾による被害の実相を世界中の人々に伝え続けています。回答者からは、広島市と長崎市に原子爆弾が投下された平和記念日(原爆忌)や終戦記念日がある夏だからこそ、戦争の記憶をとどめておくために、家族と共に訪れたいとの声が多く寄せられました。
回答者からは、「日本人として1度は行っておきたいなと思う場所なので」(40代女性/神奈川県)、「夏は、戦争について子供と考える良い機会なので行ってみたい」(40代女性/埼玉県)、「8月に行くことで歴史をより間近に感じることができ、学びを得られると考えたため」(20代女性/東京都)、「夏に改めてここを訪れて戦争とは何だったのかを考えたいのと、リニューアルをしたということで以前訪れた時との違いを知りたいので」(50代男性/愛知県)などのコメントが集まりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。



