洗濯機のゴムパッキンに黒カビが生えています……放置してもOKでしょうか?【家電のプロが解説】

洗濯機のゴムパッキンに黒カビが生えているのを発見してしまった……。このような場合、どうすればよいのでしょうか。「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。

洗濯機のゴムパッキンに黒カビが生えている……放置してもいい?
洗濯機のゴムパッキンに黒カビが生えている……放置してもいい?
洗濯機のゴムパッキンをよく見たら、黒カビが生えていた……。このような場合、使用し続けても問題ないのでしょうか。

「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。
 

(今回の質問)
洗濯機のゴムパッキンに黒カビが生えています……。放置してもOKでしょうか?

(回答)
黒カビは放っておくと増えてしまい、衣類にも付着する可能性があります。早めに除去しましょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

放っておくと衣類にニオイが付着することも

洗濯機を使うトラブルの中で多いのが黒カビの発生です。洗濯後に洗濯槽をしっかりと乾燥できないと発生しやすくなります。もしも洗濯槽の裏側に黒カビが生えた場合、市販の洗濯槽クリーナーなどを使ってメンテナンスする必要があります。

また、ゴムパッキンに黒い点々がついていたら、それも黒カビの可能性があります。放っておくとカビ菌が洗濯機内部のほかの場所まで広がり、臭いの発生や衣類などへの付着の原因になります。黒カビを取る場合、まずは歯ブラシなどで事前に表面についた汚れを落としておいてから、カビキラーなどのカビ取り剤をゴムパッキンに吹きかけてキッチンペーパーなどで覆い、薬が流れ落ちないようにしてしばらく放置します。20~30分経ったら水で洗い流します。洗濯機に搭載されているメンテナンスコースを利用するのも方法です。

定期的なケアが大切です

一度発生した黒カビを完全に除去するのは難しいため、洗濯槽クリーナーなどを使って定期的にケアをしましょう。そのほか乾燥機能を搭載している場合は、週に1~2回は乾燥機能を使って洗濯機の内部をしっかり乾燥させるようにしてください。また、槽乾燥コースなどを利用することで、熱により黒カビの抑制をすることが可能。30分以上、50度以上で乾燥することができれば、カビを効率的に抑制できます。使用後に洗濯機のふたを開けっぱなしにしておくのも効果的です。

なお、衣類に黒カビが付着した場合は塩素系漂白剤で落とすことが可能。ただし、色柄物には使えない点に注意が必要です。クリーニング店などでメンテナンスしてもらうとよいでしょう。

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この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
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