iPhoneをうっかりお風呂に落としてしまった……ドライヤーで乾かしてもいい?【専門家が解説】

iPhoneをお風呂に落としてしまった……。こんなとき、ドライヤーで乾かしても問題ないのでしょうか。正しい対処法について、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。

#iPhone
 
お風呂に落としたiPhone、ドライヤーで乾かしてもよい?
お風呂に落としたiPhone、ドライヤーで乾かしてもよい?
お風呂でiPhoneを使っていたら、うっかり湯船に落としてしまった……。こんなとき、どうするのが正解なのでしょうか。

「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。
 

(今回の質問)
iPhoneをうっかりお風呂に落としました。ドライヤーで乾かしてもいいですか?

(回答)
iPhoneが水没してしまったとき、ドライヤーや電子レンジの熱で乾かすのはNGです。事態がより悪化してしまって、取り返しがつかなくなる可能性があります。電源を切り、目に見える水分を取り除いたら、そのまま自然乾燥させるのが正しい対処です。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

スマホが水濡れした際のNG行動

iPhoneをはじめとしたスマホが水に濡れてしまった際、絶対にやってはいけないことがいくつかあります。

ドライヤーや電子レンジで温める

ドライヤーや電子レンジなどの熱をもって、早く乾かそうとする行為はNGです。非常に高温になってしまい、内部の基盤を傷つけて壊してしまう可能性があります。同様の理由で、直射日光に当てたり、ストーブに当てるなどの行為も推奨されません。

エアダスターを使用する

高圧な空気を送り出すエアダスターですが、これを利用するのもよくありません。高温ではありませんが、水分が余計に内部に入り込んだり、広範囲に拡散してしまうリスクがあります。

電源をオンにする

壊れていないかどうかを確かめるため、電源を入れてみたい気持ちは分かります。しかし内部に水が入り込んだ状態で電源を入れてしまうと、内部がショートして故障してしまう可能性があります。

充電ケーブルをつなげる

充電ケーブルをつなぐのも、破損の原因になってしまうので控えましょう。公式Webサイトでは、少なくとも5時間経過してから利用するように注意しています。

そのまま使い続ける

もし電源が付いている状態であっても、そのまま使い続けるのは危険です。すみやかに電源をオフにして、適切な処置をしてから、改めて使用するようにしましょう。

充電コネクタに綿棒やペーパータオルを入れる

内部に入った水分を取り除こうと、充電用のLightning / USB-Cコネクタに綿棒やペーパータオルなどの異物を入れてはいけません。内部を傷つける可能性があり、故障の原因になってしまいます。

水に濡れたiPhoneへの正しい対処法

仮にiPhoneが水濡れしてしまった場合、どのように対処するのが正解なのでしょうか。基本となるのは、以下の4ステップです。

1. iPhoneをケーブルから外す。電源が付いている場合は、電源をオフにする

2. 本体に付着した水分を、柔らかい布で丁寧に拭き取る

3. コネクタ部分を下向きにして手のひらに乗せ、優しく叩いて内部の水分を取り除く(激しく振るのはNG)

4. 風通しのよい乾いた場所において自然乾燥させる。少なくとも24時間、余裕があれば2〜3日はそのまま乾燥させる


水没への対処には時間がかかります。時間を早めることはできないため、気長に待つようにしましょう。
    
この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。

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