元日本代表、サッカー界のパワハラについて言及「意見の違いで干されたり放出されたりは当たり前」

元サッカー日本代表の近藤直也さんは4月15日、自身のXを更新。サッカー界のパワハラ問題について言及し、反響を呼んでいます。(サムネイル画像出典:近藤直也さん公式Xより)

元サッカー日本代表の近藤直也さんは4月15日、自身のX(旧Twitter)を更新。サッカー界で話題になっているパワハラ問題について言及しました。

【近藤直也さんがパワハラについて言及】

「当たり前のことだと思って19年間やってきた」

近藤さんは、「パワハラについてのポストがだいぶ拡散されたのでさらに言うと、監督も選手もそれぞれプロ契約で基本的に結果を残すことだけを求められている以上、意見の違いで干されたり放出されたりは当たり前だと思っていて、結果を残せない監督、必要ではない選手はもちろん契約を切られることになるのは当然 お互い人生をかけているからこそ、求めている水準が高いからこそ厳しい口調や態度になったり、厳しい処分をくだすことももちろんある。そこに関して全く異論はないし、当たり前のことだと思って19年間やってきた」と書き出しています。

そこで、「線引きをするとしたら、このサッカーに関する厳しさとは違うラインを超えてしまったならそれはパワハラと考えてもいいかもしれない。それは人格否定や存在を否定すること。ここは一つパワハラを考える上でのラインになるかなと個人的におもいます」と持論を展開しました。

コメントでは、「監督の言うことを聞かないで試合に出れなくなるとかは団体行動する上で仕方ないかと思います。ただ、土下座させるとか膝立ちさせるとか、シカトするとかはハラスメントだと思いますね」「お互い高い目標に向かう中での厳しさと、パワハラははっきり分けなあかん気がします」「スポーツ界なら許されるとか当たり前というのは世間からズレている。あの報告書を読んでパワハラではないと思う一般人は少ないと思う」などの声が寄せられました。

「現役時代のエピソード」

9日には「サッカー界で話題になっているパワハラについて現役時代のエピソード」を紹介していた近藤さん。今回はそれの補足だったようです。なおサッカー界においては、J1のFC町田ゼルビアの黒田剛監督が選手らに対しパワーハラスメント行為をしていた疑いがあるなどと報道され、その後チームは「事実無根」と否定しました。
 
 
プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意
プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意
次ページ
「現役時代のエピソード」も見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『マインクラフト/ザ・ムービー』が、ゲーム原作映画として「大正解」を叩き出した3つの理由

  • 世界を知れば日本が見える

    なぜクルド人は「叩かれる」のか。日本の難民制度を「悪用」していると見られてしまうワケ

  • AIに負けない子の育て方

    教員の退職者増加の中、「ふきこぼれ教員」は日本の教育を改革する先駆者になれるのか

  • どうする学校?どうなの保護者?

    9割の保護者が「憂うつ」と答えたPTAクラス役員決め。ムリに役員をやらされないための1番の方法は?