
(質問)
Web面接がうまくいかず困っています。コツを教えてください。
(回答)
通信環境やカメラ、マイクなどの事前準備に加え、Web面接特有の注意点を押さえておくことで、不安を解消して面接に臨むことができるはずです。模擬練習をすることで、思わぬ見落としや本番での失敗を防ぐこともできるでしょう。
通信環境整備はマスト! よくあるWeb面接トラブルとは
面接中に思わぬトラブルが起きないよう、事前にしっかり準備しておくことが大切です。Web面接では、インターネット接続やカメラの位置、音声の問題など、予期しない障害が発生することがあります。面接の際には通信環境が安定しているかどうかの確認や、カメラ、マイク音量やイヤホンなどが問題なく機能しているかのチェックなど、安心してWeb面接に臨める環境を整えておきましょう。女の転職typeが行った「Web面接で困ったこと」の調査でも、1位「通信が不安定だった」42.7%、2位は「カメラ映りが悪かった」「話すタイミングがつかみづらかった」が同率で38.1%という結果が出ています。

また、自宅にいるとどうしても気が緩みがち。鏡を使って服装や髪形が整っているかチェックするようにしましょう。特に、髪の乱れや服のシワなどは、画面越しでも目立つため、気を使って整えることが求められます。
Web面接攻略のコツ5選
Web面接が始まってからも、オンライン特有の注意点があります。ここでは、Web面接を攻略するためのコツを5つ紹介します。1. 入室時の笑顔で好印象に
オンラインで接続した後の最初のあいさつは、対面面接での入室時以上に、明るく笑顔で行いましょう。第一印象は面接全体で特に重要ですので、最初と最後のあいさつはカメラをしっかり見ながら行うと、より好印象です。また、面接の最中も姿勢は意識しましょう。家だからと椅子に寄りかかるのはNGです。
2. リアクションを大きく、話はゆっくりと
対面面接に比べて相手の表情や雰囲気は伝わりにくくなります。「なるほど」「そうなんですね」などの相づちやリアクションは意識して大きめに。面接官が聞き取りやすいように、ゆっくり、はっきり話すことも心がけましょう。
3. 間合いに気を付けてスムーズな対話を
通信速度の関係で声が伝わるタイミングが遅くなるなど、相手と間合いがとりにくく、発言のタイミングがかぶってしまうことも起きがちです。その場合は慌てず「失礼しました」などの言葉を添えて面接官にお任せすれば大丈夫です。
4. 目線がそれたり、無表情は禁物
面接の画面ではなく、自分の職務経歴書や想定質問集、企業HPなどの画面を開いていると、目線が下がって視線が合っていなかったり、無表情になったりするため、面接官への印象が悪くなってしまいます。
メモを用意するにしても、読んでいるように聞こえないように、話の切り口になるキーワード程度のメモにとどめたり、画面の半分でも常に面接画面を映して自分の表情を確認したりするようにしましょう。Web面接での無表情や無反応は、対面面接よりも強く印象に残るものです。
5. 模擬練習で自信を付けよう
普段からオンライン上での会議やコミュニケーションする機会が少なく、Web面接に慣れていない場合は、家族や友人に協力を依頼し、声の伝わり方や画面映りを確認する練習をしましょう。転職エージェントを利用している方は、キャリアアドバイザーにお願いして模擬面接をしてみることも効果的です。
Webでも対面でも、面接官が見るポイントは同じ
Web面接でも対面面接でも面接官から見られることは基本的には同じです。質問内容が大きく変わることはありません。面接では、今までの経験や志望動機、今後のキャリアビジョンなどをしっかりと伝えられることが何より大切です。その内容に加えて印象を悪くしないよう、これまで紹介してきた事前準備やWeb面接時の注意点を意識して練習を重ねることで、自信を持って本番に臨むことができるようになるでしょう。次回の面接がうまくいくことを願っています。