
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
電子レンジのターンテーブルが回らなくなりました。そのまま使うのは危険ですか?
(回答)
加熱ムラが生じてしまうのでおすすめしません。
ターンテーブルが回らない原因は?
ターンテーブルが回らない原因としては、以下のようなものが考えられます。容器が大き過ぎる
大き過ぎる容器や底が平らでない容器を使用すると、ターンテーブルが正常に回転できなくなることがあります。特にターンテーブルから容器がはみ出している場合は、回転の妨げになるため注意が必要です。モーターが故障した
ターンテーブルは専用のモーターで動いており、このモーターが故障すると回転しなくなります。再び使用するには、内部部品の交換などの修理が必要です。ターンテーブルが正しく設置されていない
ターンテーブルが正しく設置されていないと、回転軸にうまくはまり込まずに回転できないことがあります。正しい位置に戻すことで解決できる場合があるので試してみてください。食品が正しく配置されていない
食品の重心が著しく偏っている場合、回転が妨げられることがあります。なるべくターンテーブルの中心に配置しましょう。食中毒につながる可能性も
仮にターンテーブルが回らない状態で電子レンジを使用すると、マイクロ波が食品にムラなく照射されず、加熱ムラが生じてしまう可能性があります。生焼け部分が残ってしまい、食中毒の危険性が高まることも考えられるのです。ターンテーブル式の電子レンジは比較的低価格な製品が多いので、故障でターンテーブルが回らなくなったのであれば買い替えを検討することをおすすめします。その際には、より大きな食品を効率的に温められるフラットテーブル式の電子レンジの購入を検討してもよいかもしれません。
All About ガイドがすすめる電子レンジ:シャープ「RE-WF275」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。