【目黒蓮】”令和版・木村拓哉”になり得る存在!? イケメン俳優にとどまらない表現者としての魅力とは

目黒蓮さんが主演を務める劇場版『トリリオンゲーム』が、大ヒットを記録中。そこで、この記事では劇場版『トリリオンゲーム』での目黒さんの演技を批評しつつ、俳優としての今後を解説します。(サムネイル画像出典:『トリリオンゲーム』公式Webサイト)

圧巻のアクションも披露!

そんな目黒さんですが、劇場版『トリリオンゲーム』では新境地も見せています。それが、アクションシーンです。『わたしの幸せな結婚』でもアクションに挑戦していますが、今作ではより目黒さんが大活躍します。

スーツでビシッと決めた目黒さんは、映画の中でダンスを踊るようにアクションシーンを披露。長身でスタイルのいい目黒さんは迫力があり、またダンスで鍛えた体幹のよさできれいな格闘シーンを見せてくれます。

出演してきた代表作ではおとなしい役が多かったですが、劇場版『トリリオンゲーム』では本格的なアクションも演じられることを証明しました。今後、例えば合戦もあるNHK大河ドラマや、ハードな刑事モノなどで主演を飾る目黒さんを見てみたいと思ったのは、自分だけではないでしょう。

キムタクのように一時代を築き上げる存在に!?

さて、ここまで劇場版『トリリオンゲーム』における目黒さんの魅力を解説してきました。作品を見て、俳優としてまた一皮むけ進化した印象です。目黒さんといえば、『silent』(フジテレビ系)で演じた佐倉想をはじめ、映画『月の満ち欠け』の三角哲彦、『海のはじまり』(フジテレビ系)の月岡夏と、これまではナイーブな青年を演じさせたらピカイチでした。

繊細な役作りに定評があった目黒さんは、さらに『トリリオンゲーム』シリーズでハルを演じたことにより、思い切りのよさも習得したと感じます。コミカルな演技や表情が多いハルは、大げさに演じ過ぎるとうそくさくなり難しい役。目黒さんは、上手にハルというキャラクターを理解し、コミカルとシリアスを行き来する役作りをしっかりと行いました。

そのうえで、ほれぼれするようなアクションシーンも見せたことで、向かうところ敵なし状態。俳優としての引き出しがたくさんあり、出演本数が多くないにもかかわらず、ここまで成長したのは驚異的です。

また、Snow Manの活動を通じて、今後はさらに表現力に磨きがかかるでしょう。どこまで魅力的になるのか、末恐ろしいとしかいえない状況です。

このまま出演作を広げていけば、事務所の先輩である木村拓哉さんと同じく、一時代を築き上げる俳優になる可能性を秘めています。その分岐点となりそうなのが、今回紹介した劇場版『トリリオンゲーム』です。

もし、目黒さんをアイドルが片手間で演技している“イケメン俳優”だろうと思っている人は、ぜひ作品を見ることをおすすめします。価値観が変わること間違いなしです。
 
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この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

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