香取慎吾さんが主演するドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)。2月20日放送の第7話では、柄本明さん演じる主人公・一平の父との和解を巡るエピソードが描かれ、前回に続き視聴者からは「泣けた」との声が殺到。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。

第7話のあらすじ
正助(志尊淳)と和解し、ひまり(増田梨沙)、朝陽(千葉惣二朗)との暮らしを続ける一平(香取慎吾)のもとに、ある日突然、父・平蔵(柄本明)が帰還。一平の妹で正助の妻・陽菜(向里祐香)の葬儀にも顔を見せなかった平蔵は、正助やひまりたちと初対面。万年反抗期の一平とも、実に20年ぶりの再会。
遺書めいた言葉が書かれた平蔵のノートを見てしまった正助は、平蔵が余命わずかな病なのだと推察。聞けば平蔵は、陽菜と行く約束をした地域で催される「ふれあい冬祭り」が終わったら群馬の老人ホームに戻るとのこと。しかし祭りは費用対効果の問題から昨年より廃止されており、一平は真壁(安田顕)に相談。選挙のアピールに使えるという真壁の助言で、“亡き妹と余命わずかな父の願いをかなえる”ため、「ふれあい冬祭り」の復興に奔走します。
祭り復興に動く中で一平は、酒屋を継ぎ商店街青年部のリーダーをしている同級生・武流(田中美央)とも和解。一方で平蔵がギターを弾いている姿を目撃。若い頃はプロも目指していたが、町工場も継ぎたいから音楽は止めたと語る平蔵。ノートに書かれていたのは遺書ではなく歌詞で、ギターがないと作曲できないから帰ってきたとのこと。平蔵は、一平が高校時代に祭りののど自慢に出ると陽菜から聞いて駆けつけ、準優勝してうれしかったと回顧。
陽菜との約束は、祭りののど自慢で平蔵が歌うこと。陽菜はまた、一平と正助に一緒に神輿(みこし)を担いでほしいとも話していました。「俺歌うから、お前ら神輿かつげよ」——その言葉で、一平は既に手放されていた神輿を自腹購入。一平は正助と共に神輿を担ぎ、平蔵はオリジナル曲『追悼のうた』を弾き語り。祭りは大成功を収め、一平と正助はそれぞれ“息子”として平蔵と心を通わせるのでした。

柄本明“昭和の頑固オヤジ”の哀愁と不器用な愛が染みる!
「みんなで頑張らなくていい場所はみんなでちょっとずつ作るもんなんだ」と“家族”について語る一平に対し、「(仕事一筋で家庭を顧みなかった)俺の人生は間違ってた! けどもうやり直せねえ年齢だ。答え知っても」とまくしたてた平蔵に、正助が「時代が変われば価値観(答え)も変わる」「間違いじゃない、その時代を生きただけ、変化が正しい方向だとは限らない」とフォロー。
義父として息子として、互いに見取る、見送ると約束し合った平蔵と正助。一方、一平は「仕事してた背中カッコイイと思ってたよ」と声をかけ、平蔵は一平の選挙用プロフィールに書かれた“余命わずかな父”に「まだまだ死なねえ」と赤字を入れていたというラストシーン。それぞれが父と息子として心を通わせ合う姿に、号泣する視聴者が続出。
X(旧Twitter)では、「涙が止まらん。毎回神回って言ってる気がする」「柄本明さん無双の回」「柄本明やっぱすごい。歌、泣けたよ」「弾き語り沁みた!」「柄本明さんの『俺が見送ってやる』に涙」「最期は…と話すお義父さんと正助さんのシーン、沁みた。血のつながりはないけど、それを超えた真の家族になってた」「心の深いところに刺さった」などのコメントが寄せられています。