遠藤憲一さん演じる時の総理大臣・武藤泰山がさまざまな国民と入れ替わるドラマ『民王R』(テレビ朝日系)が、12月10日放送の第8話で最終回を迎えました。“入れ替わりテロ”の真の黒幕や裏切り者が判明する中、物語は感動のフィナーレへ。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。
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最終話のあらすじ
民政党を離党して新党「本家民政党」を立ち上げた民政党のドン・二木正一(岸部一徳)。武藤内閣への不信任案が可決され、武藤泰山(遠藤憲一)は「国民を信じる」と宣言し、解散総選挙に打って出ます。
同じ頃、泰山に関する暴露や陰謀論の動画配信を世に放っていた覆面配信者が政治評論家の蓮沼清彦(満島真之介)だったことも判明。仮面を脱いだ清彦は新党「ネオニッポン」の旗揚げと政界進出を表明。芸能人や著名人が続々と立候補する中、公安の新田理(山内圭哉)が、一連の入れ替わりの黒幕とみられるナリタカンパニーの成田崇彦(中村育二)の身柄を拘束。
民が主体の政治を訴えるべく一連の“入れ替わり”を行っていた成田だが、息子である清彦にシステムを奪われたと告白。貧富の差も性差も年齢差もなく理想的な仮想世界“ネオニッポン”を作った清彦は、人々をAIと入れ替えて仮想世界へと引き込んでいました。泰山もまたAIと入れ替えられ、仮想世界で清彦と対面。清彦の動画視聴者だった書生の田中丸(大橋和也)が、図らずも裏切り者となっていたことを知ります。
これまでの入れ替わりによって人々が置かれている現実の孤独や困難、悩みを体感してきた泰山は、仮想世界で生きようとする多くの人々へ自らの思いを訴えかけます。「民こそが王なのである」――泰山の言葉に耳を傾けた人々は現実世界へと戻り、清彦もまた新田らにより逮捕され、武藤内閣も首をつなぐのでした。
「泰山みたいな政治家が日本にも居てくれますように」
国民とランダムに入れ替わり、彼らが置かれている現状を肌で知った泰山。そのたびに政治家としての心意気を新たにしてきた彼が最終的に放った「民こそが王」という言葉に、これまでのストーリーの全てが集約されていました。
X(旧Twitter)では、「綺麗事といえばそれまでなんだけど、『民こそが王である』これは国民全員が持っていなければいけないマインド」「泰山みたいに『民が王』だと想ってくれてる人が今の日本の政治家の中にも居てくれてますようにと願わずにはいられない」「前作と比較されがちかもしれないけど今作は今作で素晴らしい作品だった!」「さらなる続編も観たいな」などのコメントが寄せられています。