吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。12月8日放送の第47話では、吉高さんと黒木華さんが対峙(たいじ)したヒリヒリするラストシーンが話題に。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられたコメントとともに最終回の見どころを紹介します。
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第47話「哀しくとも」あらすじ
まひろ(吉高由里子)たちは異国の海賊との戦いに巻き込まれ、敵の矢に倒れる周明(松下洸平)。朝廷にも攻撃による被害状況は伝わりますが、摂政・頼通(渡邊圭祐)は対応に動かず、太閤・道長(柄本佑)への報告も止めてしまいます。大宰権帥・隆家(竜星涼)から文を受けた実資(秋山竜次)により状況を知った道長は、大宰府にいるまひろの安否が気がかりに。
隆家や仲間たちの働きにより、ひとまず異国の海賊を追い払うことに成功。前例のない事態に褒章を与えるべきか否かで実資と公任(町田啓太)ら公卿の意見が分かれ、結果的に褒章を受けたのは1名のみ。隆家は大宰権帥の役目を終えて都へ戻ることとなり、乙丸(矢部太郎)の強い希望を受けたまひろも同行し帰宅します。
太皇太后・彰子(三上愛)に帰還を報告するため土御門殿を訪れたまひろは、出家して剃髪した道長と遭遇。互いに言葉を呑んで見つめ合う中、道長の嫡妻・倫子(黒木華)に呼ばれたまひろ。倫子は若かりし頃のまひろとの思い出話を語りながら、不意に「あなたと殿はいつからなの?」と切り出します。絶句するまひろに、倫子は「私が気づいていないとでも思っていた?」と微笑み――。
ロバート秋山“実資”が見事! X「めちゃくちゃカッコイイ」
褒章を巡る実資と公任の議論にはそれぞれの義があふれており、胸が熱くなりました。「都であぐらをかいていた我らが、命をかけた彼らの働きを軽んじるなぞあってはならぬ!」と啖呵を切った実資の政治手腕が光る一方、隆家を功労者として認めれば、隆家の兄・伊周(三浦翔平)と反目していた道長のためにならぬと考える公任の友情深さ。
X(旧Twitter)では、「ロバート秋山を出オチで終わらせずに一流の政治家として1年描き切ったの凄いよな。視聴者が皆『アンタほどの実力者がそういうのなら……』で納得するもん」「コメディチックな枠なのかと思いきや、国家存亡の危機に対してはどれだけ他の公卿を敵に回してもハッキリと意見が言える実資を、見事に演じていた」「ホンマにロバート秋山さんめっちゃ芝居上手くてビビる。ひとり真っ当に叫ぶ実資さまめちゃくちゃカッコイイ」など、1年に渡り実資を演じきったロバート・秋山竜次さんに称賛の声が殺到しています。