「ジョホールバルの歓喜」27年前の1997年11月16日はサッカーW杯日本代表が初の本大会出場を決めた日!

27年前の今日、あなたは何をしていましたか? 1997年11月16日、FIFAワールドカップ・フランス大会のアジア地区第3代表決定戦が行われ、日本代表が初の本大会出場を決めました。当時のニュースを振り返ってみましょう。

ジョホールバルの歓喜
画像出典:charnsitr / Shutterstock.com
「そうか、今日はあれがあった日か!」

何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。

サッカー日本代表がW杯最終予選で劇的勝利

27年前の1997年11月16日、サッカーW杯フランス大会のアジア地区第3代表決定戦が行われました。

決定戦は中立国であるマレーシアのジョホールバルで開催され、対戦相手はイラン。日本は中山雅史選手のゴールで先制するも、後半立て続けにゴールを奪われて1−2という苦しい展開に。

後半31分に途中出場の城彰二選手が起死回生の同点ゴールを奪うもそのまま終了。先に決めた方が勝利するゴールデンゴール方式の延長戦に突入しました。

延長後半13分、それまで最終予選で一度も出番がなかったものの延長戦から出場していた岡野雅行選手が、中田英寿選手のミドルシュートのこぼれ球を押し込みゴール。

日本代表が初の本大会出場を決める歴史的な瞬間になりました。

日本中が沸いた「ジョホールバルの歓喜」

前回のアメリカ大会、アジア地区最終予選でイラクにロスタイムで同点ゴールを決められて得失点差で敗退した「ドーハの悲劇」から4年。

2002年大会の日韓共催がすでに決まっていた日本にとって、W杯出場はもはや悲願ではなく、至上命題になっていました。

日曜日の深夜にもかかわらず、フジテレビで放送された生中継の視聴率はなんと47.9%。多くのサッカーファンが見守るなか、劇的な逆転でW杯の切符をつかみ取った本試合は「ジョホールバルの歓喜」と称されて、日本中から喜びの声が上がりました。

なお、延長戦のゴールデンゴール方式は1997年フランス大会と2002年日韓大会のみ採用されて以降は廃止になったため、当方式による劇的勝利でW杯出場を決めたのは後にも先にも日本だけとなっています。

27年前の今日、あなたは何をしていましたか? この機会に、振り返ってみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
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