日本を訪れる外国人は、日本のどんなところに魅力を感じ、出身国との違いを見いだしているのでしょうか。実際に話を聞いてみました。
「フランスと日本は全く異なる世界」
今回インタビューしたのは、20代のフランス人男性・Revelさん(仮名)。現在、フランスに住んでいます。出身国であるフランスと日本の違いについて聞いてみると「たくさんあります。フランスと日本は、全く異なる世界なんです」と言います。フランス人と日本人との違いを強いて2つだけ挙げれば、「人と人とのコミュニケーションの取り方と仕事のやり方でしょう」とのこと。
詳しく聞くと、「日本人の礼儀正しさは、“シャイ”に近いものがあるけれど、人に対して礼儀正しく、目の前の仕事に全力を尽くそうとする姿勢が見られます」と答えてくれました。
アニメ、空手……フランスでは多様な日本文化が流行
Revelさんに日本の好きなところを聞くと、「日本料理とレストラン、あと、都市の建築」だと言い、好きな日本のブランドは、日本最大手の自動車メーカー「トヨタ」と回答。日本の好きな場所を聞くと、「大阪城」の写真を見せてくれました。好きな日本語のフレーズは「大盛りです!」
そのほか、日本で感じたことについて聞いてみると、「日本を訪れた外国人は、あくまでも“外国人”として、日本のあらゆる習慣を学ぶということ」だと言います。外国人は、すぐにはなじみにくい日本の雰囲気を、まずは肌で感じているのかもしれません。一方、Revelさんが好きな日本語のフレーズは、飲食店で“大盛り”を注文した時に、店員さんが言う「大盛りです!」だそうです。威勢よく言ってもらえると、頼んだ方も誇らしい気持ちになりますよね。さらに「お疲れさまです」というフレーズも好きだと教えてくれました。