「にじさんじ」ANYCOLOR、所属ライバーの権利侵害行為などについて声明発表「筆舌に尽くしがたい蛮行がなされた疑い」「極めて遺憾」

ANYCOLOR公式Xが、にじさんじの所属クリエイター盗撮疑惑について、深夜に異例の公式発表。業界全体に激震が走りました。(サムネイル画像出典:ANYCOLOR公式Xより)

ANYCOLOR公式X(旧Twitter)が9月2日、投稿を更新。にじさんじのクリエイターらの音楽制作に携わった音楽プロデューサーに対し、怒りあらわな長文投稿をしました。
 

【実際の投稿:ANYCOLOR、「外部クリエイターによる当社所属ライバーの権利侵害行為等に関するご報告」を発表】

「クリエイターとの間の信頼関係の基盤をも揺るがしかねない」

同アカウントは、「2024年9月1日、外部インフルエンサーのYouTube配信(以下『本配信』)において、当社所属ライバーとされる人物の容姿が外部音楽家(以下『対象者』)に密かに撮影され、その写真が誹謗中傷文言を含む形で第三者に無断送信されている旨の告発がなされました。また、対象者によって当社所属ライバーの身体に対する不法な有形力の行使がなされた疑いも生じております」と発表。名前は伏せていますが、1~2日にかけて配信者でYouTuberのコレコレさんがYouTube Liveで告白した音楽プロデューサーYAB(ヤブ)氏に向けた内容と思われます。
 

続けて、「当社においても、本配信の告知が出された8月30日より事実関係の調査を直ちに開始し、本配信において言及された写真が撮影された時期、撮影地、被害者等の一部の情報が判明しており」と明かし、「対象者は、フリーランスの音楽家として数多くのアーティストへの楽曲提供、レコーディング、ミキシング、マスタリング(以下『楽曲提供等』)に携わっており、当社としても楽曲提供等をお願いしておりました」と関係性についても言及。対象者については、「当社所属ライバーを傷つけ、また、当社とクリエイターとの間の信頼関係の基盤をも揺るがしかねない筆舌に尽くしがたい蛮行がなされた疑いが生じておりますことは、極めて遺憾」と非常に強い表現で、怒りをあらわにしています。

「刑事事件化も視野に入れた毅然とした対応を実施」

今後の対応について同社は、「当社所属ライバーを被害者とする暴行罪及び迷惑行為防止条例違反に当たり得る行為があったことが疑われており、刑事事件化も視野に入れた毅然とした対応を実施していく」「対象者に対しては、現在当社と対象者との間で締結している契約の解除のみならず、秘密保持義務違反、プライバシー権侵害、名誉・信用の毀損、その他の権利の侵害を理由とする法的対応を実施」と方針を明かした上で、「本件をあたかも当社所属ライバーまたは当社役職員による犯行であるかのように決めつけ、その虚偽情報を流布する行為もお止めください」と呼びかけ、悪質行為については「証拠保全のうえ、法的対応の実施を検討」すると公表しました。
 

また、同社は「本件のようなことは二度と起きてはならない」「断固として許すべきではない」として、「発注先クリエイターの選定及び発注継続基準の見直しを含め、当社所属ライバーの活動環境の整備により一層尽力してまいります」と締めくくっています。
 

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