2017年実施の前回調査から7年ぶりの実施となった今回の調査。平成から令和への改元、新型コロナウイルス感染拡大、東京五輪の開催、急速な円安進行など、さまざまな歴史的事象を経て経営環境も目まぐるしく変化した中で、日本を代表する企業のイメージにどのような変化が生じたのでしょうか。
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3位:任天堂
3位は、任天堂。京都府京都市に本社を置き、家庭用レジャー機器の製造・販売を行う企業です。1983年に家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売し、その2年後に発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ』が一大ブームを巻き起こします。その後も携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」「ニンテンドーDS」、家庭用テレビゲーム機「Wii」、2017年発売の「Nintendo Switch」など、時代とともに国内外で人気のゲーム機を創り出すほか、スーパーマリオブラザーズやポケットモンスターをはじめ、世界的に人気が高いキャラクターを数多く輩出しています。回答者からは、「家庭ゲームの創始者であり、累計販売額が半端無い」(60代男性)、「世界的にヒットしたゲームやキャラクターを生み出しているから」(20代女性)、「任天堂の作るゲームは世界中の人を魅了しており、そのショップも大盛況だから」(40代女性)などの声がありました。
2位:ソニー
2位は、ソニー。東京都港区に本社を置き、ホームエレクトロニクスなどを手掛ける大手総合電機メーカー。2021年に「ソニーエレクトロニクス株式会社」などソニーグループの4社が統合し、新たに設立しました。オーディオ機器やコンピューター、テレビ、デジタルカメラなどのほか、医療用モニターやプリンターなどさまざまな分野の電気製品を製造し、世界的に高いブランド力を誇ります。回答者からは、「独自なものを作って、世界に広めている」(50代女性)、「ゲームや音楽機器など、信頼できる品質で素晴らしい」(40代女性)、「外国人が多く知ってそうだし、人気ありそうだし、外国人にも受けそうなヒット商品生み出しているから」(50代女性)などの声が集まりました。
1位:トヨタ自動車
1位は、トヨタ自動車。愛知県豊田市に本社を置く、日本最大手の自動車メーカーです。世界初の量産ハイブリッドカー「プリウス」や燃料電池自動車など、最先端技術の研究と開発を進め、多種多様な自動車の製造・販売をしています。1月にトヨタ自動車が発表した2023年の世界販売台数は、グループ全体(ダイハツ工業、日野自動車を含む)で1109万台と、4年連続で世界首位を飾りました。回答者からは、「技術力、成長性ふくめた業績、社会貢献、すべてそろっているから」(60代男性)、「リチウム資源確保など先見の明が非常に高く、内燃機関の重要性を理解している企業だから」(40代女性)、「日本で一番大きく有名な企業であり、日本を背負っている強さと覚悟を感じる。海外勢に流されない信念を感じる」(30代女性)などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。