今回は、全国47都道府県居住の20歳以上の男女84万19人が選ぶ、都道府県版「住みここち」ランキングの中から、住まいの総合評価(居住満足度)に加えて、因子別に住みやすさを分析し、「保育園、児童館等の充実度」「小中学校や塾の教育の充実度」「図書館等の公共施設の充実度」などの設問が大きく寄与している「行政サービス因子」別に作成したランキングを紹介します。
>19位までの全ランキング結果を見る
3位:福岡県
3位は、福岡県です。「住みここちのいい都道府県」ランキングでは、5位にランクイン。九州地方に位置し、5大都市圏の1つである福岡市を擁する都会的な魅力と自然との調和が人気です。県庁所在地がある福岡市の子育て世帯向け行政サービスを例に挙げると、子育て支援コンシェルジュが配置され、乳幼児の親子が無料で利用できる常設の遊び場「子どもプラザ」が区ごとに複数あるほか、保育園、子育て支援センター、児童館などの子育て支援施設が充実しています。
2位:東京都
2位は、東京都です。「住みここちのいい都道府県」ランキングでは、1位を獲得。日本の首都であり、さまざまな分野で日本の中枢をなす国際的大都市として多くの企業や施設が集積しています。交通網が発達し、電車だけでなく、バスなどの公共交通機関が利用できる交通利便性の高さも支持を得ています。図書館や公民館、スポーツ施設など公共施設が充実しているエリアも多く、幅広い世代が活気づく行政サービスが市や区ごとに検討されています。
1位:石川県
1位は、石川県です。「住みここちのいい都道府県」ランキングでは、12位にランクインしています。日本海沿岸に位置し、県庁所在地である金沢市には、国の特別名勝に指定されている日本庭園「兼六園」など観光名所も点在し。金沢市のベッドタウンとして発展した野々市(ののいち)市は、面積は小さいながらも児童館、医療機関、公園、商業施設などがコンパクトに整い、若い世代の人口も増加傾向。石川県は、ほかの因子別ランキングでも「静かさ治安」で11位、「物価・家賃が安い」で10位、「賑わい」で8位にランクインするなど、さまざまな分野で高い評価を得ています。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。