「All About」鉄道ガイドの野田隆が解説する。
(今回の質問)
東京の地下鉄の出入り口に書いてある路線のマークは、どういった順番で並んでいるのですか?
(回答)
出入口から改札までの距離が近い順に、左から右に、あるいは上から下にかけてマークが並んでいる。ただし、その出入口を設置・管理する運営会社が、優先的に表示されるというルールがある。
実際に大手町駅で確かめてみる
地下鉄の路線のマークは、出入口から改札までの距離が近い順に、左から右に、あるいは上から下にかけてマークが並んでいる。
大手町駅は東京メトロ4線および都営三田線が交わっている。その地点から1番近いのは東西線乗り場、続いて丸ノ内線と半蔵門線、最後に千代田線である。千代田線と都営三田線は、ほぼ同じ距離だと思うが、東京メトロを優先して三田線は後回しにされたのであろう。


今度は千代田線がトップに!


神保町駅で降りてみると……

このように、いくつか観察してみると、最初に述べた原則に従って順番が決められていることが分かるであろう。
この記事の筆者:野田隆
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。