部下が屁理屈を言って突っかかってくる場合、どのように対応すべきか、「All About」ビジネスマナーガイドの寿マリコさんに聞きました。
助言しても“エビデンス”を求める部下
今回のアンケート回答者は、埼玉県在住、40歳女性。現在は正社員で、事務員として働いているそうです。部下に関する困ったエピソードを聞いたところ、23歳男性の新卒1年目社員について教えてくれました。
「最近営業で入ってきた部下がいちいち突っかかってくるので疲れます。私が『○○くん、それはこうした方がいいよ』などというと決まって『それって何かエビデンスあるんですか?』や『それってあなたの価値観ですよね』などとズレたことを言ってくるので、仕事が進みません」
部下について上司に相談するも、「今どきはこんな感じの子多いよね」と言われ、流されてしまったそう……。このような場合、どうすればいいのでしょうか?
部下の性格だけが原因ではない……?
実際にこのような部下に対してどのように接するべきなのか、「All About」ビジネスマナーガイドの寿マリコさんに聞きました。■寿マリコさんのコメント
「いちいち突っかかってくる部下は、その人の性格的な要因も考えられますが、自分の意見が正しいと思い込んでいる、自分の考えを理解してくれていないという不満を持っていて反抗的な態度をとっていることなどが考えられます。
このような部下とどう接していけばいいのか、信頼関係を築くために何をすればいいのか、きっかけがつかめず悩むことも多いでしょう。
部下の考えや不満などの有無を理解するために、コミュニケーションの場を増やし、じっくりと話を聴いてみてはいかがでしょうか。反抗的な態度をとる理由が分かると、それを解消することで相手の態度が変わってくる可能性があります。
そのうえで、上司を交えて解消する方法を検討してみるとよいでしょう」
この記事の回答者:寿マリコ
池坊短期大学教授、国家資格キャリアコンサルタント、日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程修了。勤務校ではキャリア形成や就職面接対策講座を担当。企業や官庁関連でも就労支援講座を行う。『新社会人のためのビジネスマナー講座』(ミネルヴァ書房)『心地いい人がしている、人づきあいに役立つ習慣術』(ぱる出版)
池坊短期大学教授、国家資格キャリアコンサルタント、日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程修了。勤務校ではキャリア形成や就職面接対策講座を担当。企業や官庁関連でも就労支援講座を行う。『新社会人のためのビジネスマナー講座』(ミネルヴァ書房)『心地いい人がしている、人づきあいに役立つ習慣術』(ぱる出版)