目黒蓮さん、有村架純さんが共演するドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)。8月5日放送の第6話では、驚きの真実が明かされSNSが涙の渦に。ストーリーをおさらいしつつ、寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。
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第6話のあらすじ
南雲家で海(泉谷星奈)、朱音(大竹しのぶ)、翔平(利重剛)とともに過ごす夏(目黒蓮)の1週間がスタート。夏は弥生(有村架純)に教えてもらった三つ編みを実践しようとするも、海から「編み込みがいい」と言われ、やり方がわからず困惑。そんな2人の様子を見て朱音は笑みを漏らします。
海と水季(古川琴音)が母子2人暮らしをしていたアパートを訪ねた夏は、大家さんのはからいで部屋の中を見学。2人で暮らすには狭く、引き払われた殺風景な部屋を眺めながら、夏は海と水季の生活に思いを馳せます。さらに、水季が働いていた図書館へ行くも休館日。すると海は、夏のスマホから水季の同僚・津野(池松壮亮)に連絡。津野が駆けつけ、図書館を開けてくれました。
貸切りの図書館に大はしゃぎする海。夏は津野から、水季がいかにして海を育てながら暮らし、病に倒れたのかを聞きます。「思い出したくない。僕のほうが悲しい自信がある」と言う津野は、夏が結んだ三つ編みをほどき、海が忘れていった髪飾りで髪を結ってあげます。そんな様子を複雑な思いで見つめる夏。
一方、夏の母・ゆき子(西田尚美)は南雲家を訪れ、朱音たちが夏の決断を「待つことにした」と聞き、皆を心配しつつ、夏が家族に受け入れられていることに安堵(あんど)します。夏の弟・大和(木戸大聖)から、ゆき子の「弥生ちゃんの意思を尊重する」という伝言を聞いた弥生もまた、「今は自分の意思でこうしている」と宣言。海と夏に合流し、南雲家を訪れて夏休みのひと時を過ごすのでした。
水季が「やっぱり産むことにした」きっかけに弥生の存在
水季はどうして産むことにしたのか? 弥生の問いに、「やっぱり産むことにした」としか朱音からは聞いておらず分からないと答え、それが水季らしいと思ったと語る夏。しかし、水季が出産を決意したきっかけには、誰にも知り得ない事実が。
中絶しに訪れた病院の待合室で、水季は“意見ノート”に書かれたとあるメッセージを目にしました。それは、妊娠9週で中絶し「後悔とは違う」が罪悪感に苛まれながら、同じ境遇の悩める人へ幸せを願った弥生が書き残したもの。「どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです」——その言葉に影響を受けた水季は、産む選択に転じたのでした。
X(旧Twitter)では、「同じ病院だったことで、こんな繋がり方をするなんて」「周りの目を気にして遠くの産婦人科を選んだ弥生。でもそれが海ちゃんの命を繋いだんだね(涙)」「弥生さんの言葉が海ちゃんに繋がり、海ちゃんを通して弥生さんに繋がる。脚本に鳥肌たったし涙溢れて止まらない。凄すぎる」「このドラマは本当に凄い…今回は圧倒された」など感動コメントが殺到しています。
第7話では、海が弥生とともに夏のマンションで過ごします。弥生と2人で話す中、海は夏と水季がなぜ別れたのか、水季と津野が交際しなかったのは自分がいたからなのかと問い、言葉に詰まる弥生。一方、南雲家では水季の四十九日法要と納骨について話す中、朱音は津野に連絡。心の整理がついたら水季に会いに来てほしいと言うが……。喪失感と“血の繋がり”を前にした無力さに苦悶(くもん)する津野に、この先どんな展開が待っているのか注目です。
『海のはじまり』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。