「hello(again)」26年前の“1998年8月29日”はAppleの初代iMacが日本で発売された日!

26年前の今日、あなたは何をしていましたか? 1998年8月29日、Appleのディスプレイ一体型コンピュータ「iMac」が日本で発売されました。当時のニュースを振り返ってみましょう。(サムネイル画像出典:Photology1971 / Shutterstock.com)

初代iMac
初代iMac(画像出典:Photology1971 / Shutterstock.com)
「そうか、今日はあれがあった日か!」

何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。

「hello(again)」Appleの初代iMacが日本発売

26年前の1998年8月29日、Appleのディスプレイ一体型コンピュータ「iMac」が日本で発売されました。販売価格は17万8000円。

キャッチコピーは「hello(again)」。共同設立者で1984年に初代Macを「hello」のキャッチコピーで発表するも、その後Appleから追放されていたスティーブ・ジョブズが「暫定CEO」として復帰した最初の製品であり、Macを含めたパソコンの「再発明」という意味合いも含まれていました。

iPodやiPhoneなどにも使われている「i」を冠する最初のApple製品でもあり、internet(インターネット)、individual(個性的)、instruct(命令できる)、inform(情報を与える)、inspire(刺激する)の5つの意味を象徴しています。

半透明&ボンダイブルーの斬新なデザインで爆発的ヒット

初代iMacは、ポリカーボネート製の半透明ボディからブラウン管が見える斬新なデザインが特徴的でした。

パソコンといえばグレーやベージュなど地味な色合いが中心だった時代に、シドニーのボンダイビーチを思わせる色鮮やかな「ボンダイブルー」を採用し、本体だけでなくキーボードやマウス、付属のケーブルに至るまで統一されていました。

また、他社製品の多くがオプションの追加機能で提供していた「電話モデム」を最初から内蔵していて、箱から出して10分でネットサーフィンができることが当時としては大きなセールスポイントでした。

革新的なデザインと、インターネットマシンとしての利便性が人気を集め、本国では発売前から15万件を超える予約注文が殺到。

発売から約3年で500万台を出荷する爆発的な大ヒットとなり、経営難に陥っていた当時のAppleの業績を一気に回復へと向かわせました。

26年前の今日、あなたは何をしていましたか? この機会に、振り返ってみてはいかがでしょうか。


この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
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