内見会を通じて感じたのは、この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅行好きにはたまらないユニークな施設であり、ホテルだということ。見どころを旅行ジャーナリストの筆者が紹介する。
「KITTE大阪」開業! 旅心くすぐるショップやラグジュアリーホテルまで…新スポットの歩き方
2024年7月31日、大阪駅西口に「KITTE大阪」、ならびに「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル)」が開業。この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅好きにはたまらない施設&ホテルを旅行ジャーナリストが紹介する。
2024.08.01
2024年7月31日、大阪駅西口直結の旧大阪中央郵便局跡地に建つJPタワー大阪に、「KITTE大阪」(地下1階~地上6階)、ならびに「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(大阪ステーションホテル,オートグラフコレクション)」(高層階)が開業。
内見会を通じて感じたのは、この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅行好きにはたまらないユニークな施設であり、ホテルだということ。見どころを旅行ジャーナリストの筆者が紹介する。
他方、「THE OSAKA STATION HOTEL」は初代大阪駅舎から着想を得た内装やアートが、館内全体に散らばり、鉄道好きや一定年齢以上の人は、その懐かしさに自然と心がときめく空間になっている。例えば1階のホテルエントランスは駅舎のレンガとガス灯をイメージしたデザイン。中に入れば実際に利用されていた鉄道の歴史を伝えるアイテムを用いたアート作品が出迎える。
フロントのある29階のフロアは、「時空を超えて駅の記憶を旅する」がテーマ。枕木を使ったアート作品は正面から見ると環状線の形をしていたり、壁面のアートは山陽新幹線開業時のダイヤグラムを表現していたり……ほかにも、鉄道に関わるストーリーがあらゆるところにあり、それを見つけるのも楽しい。
中でも目を引くのが「WATER STATION」と名付けられたコーナー。客室のタンブラーやマイボトルなどへ給水ができるのだが、特筆すべきは、かつて新幹線で利用されていた、広げて利用する紙コップの設置があること。筆者も小学生のころに飲んだ記憶があり、「懐かしさ」に目を細めた。
仕事柄各地へ旅をして、お土産を求めることも多いが、各ショップともこだわりの品ぞろえで、お気に入りのお土産もちらほらと。筆者も頻繁に足を運ぶことになりそうだ。例えば高知県アンテナショップ「SUPER LOCAL SHOP とさとさ」では、かつおのたたきから、ご当地菓子として人気の「ミレー」まで、高知ならではのグルメが並ぶ。「ミレー」は地元民が驚くほど種類が豊富だ。
飲食店も多く、中でも注目は地下1階の「うめよこ」。「大人のたまり場」をコンセプトにしたエリアは、地元大阪の人気店や全国の有名店など17店舗が出店し、にぎわいそうだ。
内見会を通じて感じたのは、この場所ならではの歴史や記憶を刻む、旅行好きにはたまらないユニークな施設であり、ホテルだということ。見どころを旅行ジャーナリストの筆者が紹介する。