「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
古い冷蔵庫を捨てたいです。お金をかけず楽に処分するには、どうすればよいでしょうか?
(回答)
冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目です。捨てるためには「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかるので、お金をかけないことは基本的には不可能。ただし、まだ使える冷蔵庫の場合、リサイクルショップに持ち込みお金に換えることも考えられます。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象です
冷えなくなってしまった、異音がするなど、使えない冷蔵庫の場合、家電リサイクル法に則って処分するしか方法はありません。1998年12月施行の「家電リサイクル法」(特定家庭用機器再商品化法)は、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の家電4品目が対象で、正しくリサイクルする必要があります。
基本的には以前購入したお店に引き取りの依頼を
新しい冷蔵庫に買い替える場合や、買い替えではなく処分のみを行う際、購入したお店が分かるようであれば引き取りを依頼してください。お店が分からない場合は、居住している市区町村の案内に従って処分しましょう。リサイクルする場合にはリサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があります。これらの料金は、それぞれメーカーごと、小売業者ごとに異なります。確認するようにしましょう。
まだ使える場合、お金に換えられる可能性も
まだ使える冷蔵庫であれば、リサイクルショップで引き取ってもらえる可能性があります。この方法であれば、無料で処分できるだけでなく、うまくいけばお金を得られる可能性もあります。ただし、商品の古さや汚れなどの理由で引き取りを拒否される可能性もあるので、事前に処分したい冷蔵庫の型番を伝えて問い合わせてみましょう。買い取りが可能な製品ではなかった場合には、先述のように家電リサイクル法に則って処分するようにしてください。
All About ガイドがすすめる冷蔵庫:日立「R-HWS47T」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。