iPhoneに「ウイルスに感染されました」と表示が……本当に感染してしまった? それとも詐欺ですか?

「ウイルスに感染されました」と警告が表示される理由、表示されたときの正しい対処法や、誤ってクリックしてしまったときの対処法について、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。

「ウイルスに感染されました」と表示されました。本当にウイルスに感染したのですか?
「ウイルスに感染されました」と表示されました。本当にウイルスに感染したのですか?
Webサイトなどを閲覧しているときに、「ウイルスに感染されました」といった警告を見たことはありませんか?

この表示について、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。

(今回の質問)
「ウイルスに感染されました」と表示されました。本当にウイルスに感染したのですか?

(回答)
「ウイルスに感染されました」と表示される警告は、多くの場合、詐欺やフィッシングの一環であることが多いです。本当にウイルスに感染されたとは考えにくく、ユーザーの焦りや不安をあおり、個人情報や金銭をだまし取るのが狙いです。すぐにトラブルに発展するものではないので、落ち着いて対処するようにしてください。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

警告が出る理由は?

警告が出る理由として、以下の原因が考えられます。

詐欺サイトやポップアップ広告

インターネットを閲覧中に突然表示される場合、多くは詐欺目的の広告です。これらの警告は、ユーザーを不安にさせてクリックさせ、個人情報を盗むことが目的です。

フィッシング攻撃

フィッシングメールやメッセージから誘導されて表示されることもあります。リンクをクリックさせることで、不正なサイトに誘導します。

警告が出た時の正しい対処法は?

警告を目にすると、すぐに対処しなくてはならないと焦りや不安を感じるかもしれませんが、その必要はありません。

落ち着いて、以下の正しい対処法を行ってください。

警告を無視する

最も重要なのは、ポップアップや警告が表示されても、リンクやボタンをクリックせず、無視することです。すみやかに画面を閉じるか、アプリを終了させてください。

iPhoneを再起動

念の為iPhoneを一度再起動して、問題が解決しないか確認します。

信頼できないアプリを削除

もし不安なアプリがインストールされている場合、それを削除します。

最新のiOSにアップデート

設定からソフトウエアアップデートを確認し、もし最新のiOSがリリースされていたら、それをインストールします。これにより、最新のセキュリティーパッチが適用されます。

タッチしてしまったらどうするべき?

もし誤ってタッチしてしまった場合は、以下の通りにしましょう。

それ以上操作を進めない

警告文を閉じようとして、詐欺サイトに飛ばされるケースがあります。

余計な操作はせずに、直ちにそのページを閉じてください。個人情報の入力やアプリのインストールを求められても無視します。

アカウント情報・パスワードを変更

Apple IDや重要なアカウントのパスワードを変更します。特にフィッシングサイトでパスワードを入力してしまった場合、直ちに変更することが重要です。

必要に応じて二段階認証の設定を行いましょう。これを設定しておくと、情報の漏洩を未然に防げる可能性が上がります。

疑わしいリンクはクリックしない!

上記の対処法を実行することで、偽の警告や実際のセキュリティーリスクに対処できます。

また、日常的にiPhoneを安全に保つためには、信頼できるサイトやアプリのみを使用し、疑わしいリンクはクリックしないことが重要です。
 
Apple iPhone 15 (256 GB) - グリーン
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この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
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