目黒蓮さん、有村架純さんが共演するドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)。7月22日に放送された第4話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第4話のあらすじ
大学時代の恋人・水季(古川琴音)がひそかに産んでいた自分の子・海(泉谷星奈)と、なるべく一緒にいることに決めた夏(目黒蓮)。夏が父親をやるなら自分も母親にと言っていた現在の恋人・弥生(有村架純)は、「父親になることにしたのか」と迫ります。結論を出させようとする弥生に苛立ち、何にそう焦っているのかと問う夏。
弥生には妊娠し中絶した過去が。当時、恋人に相談するも産む選択肢がないものと決めつけられ、母親にも頼れず、子どもを産み育てる選択を自ら手放した弥生は、ずっと罪悪感を抱えて生きていました。夏は以前、水季の中絶に同意して以来「自分が殺したんだ」と思っていたと語っており、弥生は夏に「殺したことがある」と自らの過去を告白します。
そのことを話す前に海と関わるべきではなかったという弥生は、夏からの連絡を無視し距離を置きます。夏の晴れない顔を見た海は、祖父母と暮らす南雲家から弥生に電話をかけます。「海のママじゃないから夏くんと一緒にいられないの?」——海の純粋な言葉に心を動かされ、罪悪感は自分の中で持っていればいいだけだと思い至った弥生。
後日、夏と海が遊ぶ公園へやって来た弥生は、ともに南雲家を訪れ水季に線香を手向けます。一方、夏は水季の母・朱音(大竹しのぶ)に対し、8月にとれる1週間の夏休みで、海とどこかへ行きたいと相談。すると朱音は、「それならここに住んでみたら」と提案し——。
弥生と水季の過去の対比に「辛すぎる」の声
第4話では、水季が中絶せず産む決心に至った当時の母・朱音と父・翔平(利重剛)とのやりとりも描かれ、弥生が妊娠し1人で産む可能性を相談した際に、電話口で母親が「私は無理だからね」と突っぱねた描写との対比が印象的でした。
X(旧Twitter)では、「弥生親子と水季親子それぞれ対照的な面を持つが、母親がこうだから産まれてきた子もそうなるとは限らないんだよ。そんなメッセージ性を感じた」「我が子が誰にも歓迎されないって本当に辛いよね。それと対になるような水季パパの『孫楽しみ〜〜』が余計に弥生ちゃんの状況の悲惨さを際立たせる」「弥生さんと水季の対比が辛すぎて死ぬほど泣いた」などのコメントが寄せられています。
また、水季が翔平に「相手に似るなら産みたい」と本音を話したシーン、弥生が夏に「本当はもっと他人に寄りかかりたい」と本音を吐露したシーンとの対比には、「夏くんの人間性に絶大なる信頼を寄せていた水希。夏くんに似てるなら生みたいって最高の褒め言葉だよね」「夏くんだから弥生も話せた。本心を言っても大丈夫な人。一緒に悩んで待ってくれる人」などの声も。
8月1週間の夏休みを南雲家で過ごすことになった夏は、自身の家族に海の存在を話す模様。一方、弥生は夏を自分の親に会わせていないことを詫び、家族のことを「嫌いなの」と語り……。弥生との結婚報告を喜んで待ちわびる夏の家族が、どんな反応を見せるのか注目です。
『海のはじまり』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。