(今回の質問)
メルカリで「いいね!禁止」と書いているのはなぜ? 「いいね!」をしてはいけませんか?
(回答)
「いいね!」をしたからといって実際の購入につながらないことも少なくありません。出品者は過去に嫌な思いをしていて、買う気のある人だけが「いいね!」をして、すぐに買ってほしいと思っているのではないでしょうか。とはいえ、「いいね!禁止」はメルカリの公式ルールではないので、「いいね!」をしても問題ありません
以下で詳しく解説します。
「いいね!禁止」をする理由
「いいね!」は、その商品が気になったユーザーがつけるもので、「いいね!」をした商品の一括管理ができるようになります。「いいね!」をしても購入しなければいけないわけではないので、ユーザーは気軽に「いいね!」をしています。“とりあえず”という感覚に近いので、「いいね!」をしたことを忘れてしまうこともあるほど。出品者からすれば、「いいね!」をされたら購入につながるのでは? と期待をするものです。でも実際は“とりあえず”という気持ちが強いユーザーも多いので、購入されないケースも少なくありません。実際に、「いいね!」が100件以上ついていても、ずっと出品されている商品を見かけることも。
出品者が「いいね!」を禁止するのは、過去に「いいね!」がたくさんついても購入されなかった経験があるのかもしれません。「いいね!」をしてもいいのは、本当に買う気があるユーザーだけ。そう思っている可能性もあります。
「いいね!禁止」にメリットはあまりない
「いいね!」はその商品の人気度を表す数値とも考えられるので、「いいね!」が多いほど注目度も高くなる傾向にあります。でもあえて「いいね!」を禁止するということは、注目されたくないと思っている、つまりあまり売る気がないのでは? と思われてしまう可能性もあります。そう考えると、「いいね!禁止」は出品者にとってあまりメリットがないローカルルールではないかと筆者は考えます。
「いいね!」をしても問題はないけれど……
「いいね!禁止」はメルカリの公式ルールではないので、「いいね!」をしても問題はありません。少なくともメルカリからのペナルティを受けることはないでしょう。一方で「いいね!」をした後に、その商品が削除されることがあります。これは出品者の取り下げによるもので、「いいね!」がつけられるのが余程嫌なのでしょう。「いいね!」を消すために出品を取り消して再出品をするのです。珍しいケースではありますが、中にはそのような出品者もいるかもしれないので、その商品がほしいならば「いいね!」をしないまま購入するのも手です。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。