東北版「住みここち(自治体)」ランキングは、東北エリア(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)に住む20歳以上の男女を対象に調査を実施し、2020〜2024年の5万3068人の回答を累積して集計(一部の回答のみ2019年を追加)。回答者が50人以上の自治体を対象としています。
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2位:宮城県仙台市太白区
2位は、宮城県の「仙台市太白(たいはく)区」。仙台市の南西部に位置するこの町は、東側の長町付近を中心に近年は再開発が進み、「IKEA仙台」や「ザ・モール仙台長町」などの大規模商業施設、マンションなどの建設が続いています。仙台空港が至近距離にあり、市内中心部へのアクセスに便利な地下鉄の始発駅があるなど、県内外への交通利便性の高さも人気。区内には埋蔵文化財が集中し、旧石器時代の遺跡面などを保存する博物館「地底の森ミュージアム」や「秋保温泉」などの温泉地、景勝地である二口(ふたくち)峡谷など、豊かな自然にも恵まれています。実際の居住者からは、「住まいは静かな住宅街だが、地下鉄で15分程度で都会部にいけたり、車で数分の範囲に大型ショッピングモールや量販店などもあり生活しやすい」「交通機関が発達している。中心部の駅まで一駅なので遊びに行きやすい。スーパー、病院、ショッピングモールがあって便利。ファミリー層が多いので治安がいいし夜が静か」などの声がありました。
1位:宮城県富谷市
1位は、宮城県の「富谷(とみや)市」。1970年代から住宅地の整備を継続することで隣接する仙台市のベッドタウンとして人口が増え続け、一度も合併することなく2016年に単独で市制施行を果たしました。電車や地下鉄が域外のため車やバスでの移動が基本ですが、「コストコ富谷倉庫店」や「イオンモール富谷」など大型商業施設が多く、企業誘致や公共交通システムの整備促進などにより、さらなる住環境の整備が進められています。実際の居住者からは、「比較的新しい地域で、ここ数年の土地開発で若い世代も増えており、今後の発展、税収面、施設の充実さ、都心からも程よい距離感に大変満足している」「仙台市のベッドタウンとして繁栄している市なので、車さえあれば商業施設にも楽に行けるし、都心部に出なくても暮らせるから適度に繁栄しており、尚且つ住宅地は閑静なので暮らしやすい」などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。