仲野太賀さん、小池栄子さんがW主演するドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)。7月10日に放送された第2話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第2話のあらすじ
新宿歌舞伎町の路地にひっそりと佇む聖まごころ病院。外科医のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)を迎え順風満帆に見える一方、悶々(もんもん)と悩みを抱える美容皮膚科医・高峰亨(仲野太賀)。NPO法人「NotAlone」の新宿エリア代表・南舞(橋本愛)が放った「私にとって社会は平等じゃないからむなしくない」という言葉が引っかかっていた亨は、港区女子とのギャラ飲みにも何の意味も楽しさも見い出せなくなっており、自問自答の末、NotAloneの活動に参加することにします。
そんな中、聖まごころ病院には鎮痛剤を大量に摂取したトー横キッズの少女・マユ(伊東蒼)が搬送されてきます。さらに性感染症内科医・田島琢己(馬場徹)が「歌舞伎町顔面偏差値テストの結果発表」で7位に選出され、病院は田島目当ての女性患者が急増。8位のホスト、ダイスケ・ダルメシアン三世(細貝圭)と女性客・リリカ(寺本莉緒)を巡ってトラブルに発展してしまいます。
ひょんなことからダイスケのバースデーを祝うシャンパンタワーをヨウコが入れてしまい、激怒したリリカは屋上から飛び降りると宣言。風俗で金を作りホストに貢いでも未来はないと絶望するリリカに、居合わせた舞はその生き方も良いと思うと力強く寄り添います。一方、ヨウコは「この高さからじゃ死ねない」「わしが救う(から死ねない)」と説得。リリカは飛び降りなかったものの、彼女が投げ捨てた札束を拾おうとしたダイスケが転落。
ヨウコらはダイスケを荷車に乗せて急ぎ聖まごころ病院へ。応急処置を済ませて大学病院へと搬送しました。同じ頃、再びオーバードーズをして運ばれてきたマユに、ヨウコは「心が弱くても身体は強い。人間の生きようとする力なめんな」と語ります。その言葉と彼女が命を救おうとする姿に感化されたマユは改心。荒れた家庭環境から離れ、しばらく聖まごころ病院に身を寄せながらNotAloneの活動を手伝うことになるのでした。
ギャラ飲みにキレ散らかす亨、恋する相手の裏の顔は歌舞伎町の女王
この社会が平等ではないことを良い言葉として話す舞に納得がいかない亨。NotAloneの活動に参加して舞が純粋無垢(むく)なのだと結論づけたものの、彼女がSMの女王様という裏の顔を持つことが明かされた第2話。その情報を仕入れた歌舞伎町交番勤務の警察官・岡本勇太(濱田岳)は、田島や内科・小児科の医師・横山勝幸(岡部たかし)に漏らし、知らぬは亨のみという状況に。価値観がバグり始めている亨の恋がどうなっていくのか気になる展開となりました。
X(旧Twitter)では、「ギャラ飲みでキレ散らかして出てくる時の太賀くんの演技最高」「パパ活かギャラ飲みか、女か男か、生きるか死ぬか、全部本人が決めることで周りの人間が決めつけるのは傲慢だってこと」「橋本愛ちゃんそのままいい子で使うとは思ってなかったけど歌舞伎町の女王だったの草」「NPO代表の舞さんが裏ではSMの女王様なの、理由あるんだろうなあ」「舞さんは弱者ビジネスしてる?のか?そこが気になる」などのコメントが寄せられています。
第3話では、院長・啓介(柄本明)の弟にして亨の父・不動産コンサルタントの啓三(生瀬勝久)が、亨とともに月曜限定でビューティークリニックを開業することに。宣伝活動に大金をつぎ込み、謎の美容系インフルエンサー、イ・オンナ(余貴美子)がSNSで呟いたことから予約が殺到し――。亨の恋路、聖まごころ病院の経営を巡る兄弟げんかなど気になる要素が盛りだくさん。まだまだ序盤、物語がどう展開していくのか注目です。
『新宿野戦病院』あらすじバックナンバー
・第1話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。