メルカリで「いいね!」が100以上ついているのに売れない……どうしたら売れますか?

メルカリに出品をした後で、その商品に「いいね!」がつくこともザラにあります。でもその後なかなか売れないケースもあります。商品を気に入っているユーザーがたくさんいるのに、なぜ売れないのでしょう。この記事で解説していきます。

メルカリで「いいね!」が100以上ついているのに売れない……。どうすればいい?
メルカリで「いいね!」が100以上ついているのに売れない……。どうすればいい?
メルカリに出品をした後で、その商品に「いいね!」がつくこともザラにあります。「いいね!」は「その商品が気になる」ということなので、購入につながると出品者は期待しますが、なかなか売れないケースもあります。商品を気に入っているユーザーがたくさんいるのに、なぜ売れないのか。

「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
 

(今回の質問)
メルカリで「いいね!」が100以上ついているのに売れないのはなぜ? どうすればいい?

(回答)
「いいね!」は気になる商品につけるもの。つけたユーザーは、とりあえずという感覚であることも多いです。売れない理由は価格が最も大きな要因となりますから、値下げが真っ先にできることになってきます


以下で詳しく解説していきます。

「いいね!」は気楽につけられるもの

メルカリの「いいね!」は、出品者からブロックされているユーザー以外ならば、誰でもつけることができます。「いいね!」をした商品は一覧で確認ができるので、商品管理という意味でも役立つ機能です。

そのため「いったん、『いいね!』をしておこうかな」という軽い気持ちでつける場合もあり、その後で「いいね!」をしたことを忘れてしまうユーザーも多いのではないでしょうか。「いいね!」はつけたユーザーが自分で解除しない限りずっとついているからです。

購入されないのに「いいね!」の数が多くなっていくのは、それをしたからといって購入しなければならないことはなく、むしろ簡単にできて、そのあと忘れてしまうことが原因の1つになってくるのでしょう。

「いいね!」がたくさんあるのに売れないのはなぜ?

メルカリで商品が売れない大きな理由は価格です。メルカリで商品を購入する目的が安く買うことにあるユーザーは多いため、価格にはかなり敏感。出品者の評価が悪い、配送方法が着払いになっているなどの要因もありますが、販売価格が高いから購入されないケースが圧倒的に多いです。

ということは、販売価格を下げれば売れやすくなるということ。そのまま静かに値段を下げることもできますが、それでは「いいね!」をした人が気付かないかもしれません。そこで使いたいのが「タイムセール」です。
タイムセールはいいね!をしてくれた人にアピールする方法
タイムセールは「いいね!」をしてくれた人にアピールする方法
タイムセールは「いいね!」をしてくれた人にアピールする方法で、5%、10%、15%、金額設定で一時的にセール価格に変更することが可能。時間は1時間、3時間、6時間の3つから選ぶことができます。

タイムセールが始まると、「いいね!」をしたユーザーに通知されます。これを見ると、販売価格が下がったことが分かりますし、時間が限られているということからも購入意欲が増すことも。

タイムセールを設定すると、途中で中止することができません。どうしても取りやめたい場合は、出品を取り下げて再出品する必要があります。また一度タイムセールをして売れない場合には、終了から1週間経過しないと再度利用することはできないので注意が必要です。

他にも値下げOKなどを商品説明に記載したり、希望の価格の提案があれば受け入れたりする方法はあります。せっかくたくさんの人が興味を持ってくれたのですから、チャンスを逃すことなく売り切りましょう。

この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。  
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