「All About」ガイドで、白物家電やデジタルガジェットに詳しく、企業のPR戦略やPR支援も行うコヤマタカヒロが回答します。
(今回の質問)
エアコンから嫌なニオイがします。原因と対処法が知りたいです。
(回答)
ニオイの原因としては、ペットの毛や料理で使った油などが挙げられます。フィルターの掃除で改善しない場合はクリーニングサービスを利用しましょう。
エアコン内部でカビが発生している場合も
エアコンは室内の空気を吸い込み、熱交換器を通して、暖めたり冷やしたりして再び室内に吹き出します。このとき、室内の空気の汚れがエアコンの中に入り込み、臭いの原因になることがあります。臭いの原因として大きいのはペットの毛(に付着した獣臭)だったり、キッチンが近くにある場合は料理で使った油だったりします。また人の汗や、ホコリ、タバコのにおいなども付着します。さらに、これらが複合的に付着し、内部でカビが発生することも。特にエアコン内部で結露が発生し、そこに他の汚れが付着するとカビの発生原因になります。この状態でエアコンを使うと、カビ臭さを感じることになります。
まずはフィルター掃除。改善しなければメンテナンスを依頼しましょう
エアコン内部でカビが発生している場合、カビを吸引することになるため、健康リスクもあります。いち早く対策を取りましょう。このような場合には、まずエアコンのカバーを開けて、フィルターを掃除してみます。掃除機で埃を吸い取るだけでなく、浴室などでしっかりと水洗いしましょう。フィルターは乾いてから装着するようにしてください。最近のエアコンにはフィルターの自動掃除など、内部クリーン運転を行うモデルがあります。このようなモデルの場合、集めたホコリがダストボックスなどに溜まっている場合があるので、それも掃除しておきましょう。
フィルター掃除で匂いが改善しない場合には、熱交換器やファンなどに付着した汚れを取るメンテナンスが必要です。しかし、これは本体を大きく開けての作業になるため、基本的にはメーカーのメンテナンスサービスに依頼しましょう。その際、民間のエアコンクリーニング業者の場合、自動掃除機能付きのエアコンは対応しないこともあるので注意が必要です。スプレーなどで簡単に掃除できるといった商品もありますが、効果には疑問が残るので避けましょう。
この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。