ここでは、容量の違いによる具体的な差と、あなたに最適な容量を選ぶためのポイントについて、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。
(今回の質問)
iPhoneを買いたいのですが、128GBか256GBで迷っています。どちらにするべきですか?
(回答)
iPhoneの使用用途、使用期間、予算などをもとに選びましょう。また、iPhoneのストレージは後から変更することができないため、最初から大きい容量を選んだ方が便利かもしれません。
ストレージ容量は何に使う?
iPhoneのストレージ容量は、iPhone本体に保存しておけるデータの容量となります。システムで使われるデータがありますので、実際に保存できる容量は公表されている数値より少し目減りします。iPhoneのストレージが必要になる用途は、例えば以下の通りです。参考までに筆者が利用しているiPhone 12 Pro Maxのストレージ使用状況も掲載しておきます。
・写真、ビデオ
・NetflixやYouTubeなどで保存したオフライン動画
・SNS(LINEを含む)
・Kindle
この中でも比較的大きなデータ容量になるのが「写真・ビデオ」と「ゲーム」ですね。
写真・ビデオの保存
写真やビデオは容量が大きく、ストレージを占有します。写真やビデオをたくさん保存しておきたい場合は、256GBの方が安心でしょう。一方で、「iCloud写真」や「Googleフォト」などのクラウドサービスを利用している場合は、128GBでも十分かもしれません。この場合、写真・ビデオのオリジナルデータはクラウド上に保存されるため、iPhone本体のストレージ容量をそこまで圧迫せずに済みます。
3万超の写真と2500弱のビデオデータを持つ筆者のiPhoneの写真・ビデオデータが26GBで済んでいるのは、オリジナルデータをiCloudに保存しているからです。
アプリとゲーム
よくプレイするゲームが2〜3個であれば128GBでも十分かと思いますが、複数のゲームを並行してプレイするようであれば256GBの方が安心だと思います。他にも、写真・ビデオを加工、編集するアプリは、データをアプリ内に保存しなければならないため、容量が大きくなりがちです。
容量を選ぶポイントは?
容量を選ぶポイントは、以下の3点です。使用用途を考える
最初に考えるべきは、iPhoneの使用用途です。例えば以下の質問に対して「はい」と答える場合は、より大きいストレージを選択した方がいいかもしれません。・日常的に写真やビデオをたくさん撮影しますか?
・ゲームやアプリを多数インストールしますか?
・ドキュメントやメディアファイルをたくさん保存しますか?
・iPhoneを使って加工・編集などの作業を行いますか?
・MacやiPadを使わず、iPhoneだけであらゆる作業をこなしますか?
・iPhoneのストレージ残量を気にして、定期的にiPhoneの整理整頓をするのは嫌ですか?
特に最後の質問は重要です。iPhoneの使い道を定期的に振り返ったり、データの節約に気を配ったりするのが嫌であれば、少ない容量のiPhoneだとストレスがたまってしまうかもしれません。
どれぐらい長く使い続けるか
将来的に使用するデータ量が増える可能性がある場合は、余裕を持って256GBを選ぶのも1つの手です。特に、スマートフォンの買い替えサイクルが長い場合や、新しいアプリやサービスを積極的に利用する予定がある場合は、ストレージに余裕がある方が安心です。
価格差と予算
ストレージ容量をワンランクアップさせると、おおよそ2〜3万円程度の価格アップとなります。この価格差を許容して、気楽に長くiPhoneを使い続けたいのであれば、容量は大きいほうが安心できるでしょう。iPhoneストレージは後から変更ができない
iPhoneのストレージは、後から変更することができません。選んだストレージ容量で使い続けなければならないため、面倒な手間をかけたくないのであれば、容量は大きいほうが利便性を強く感じるかと思います。この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。